迷（メイズ）な世界へようこそ！原画展示数に圧倒される！『カードキャプターさくら展—魔法にかけられた美術館—』

構想3年、ここでしか見ることのできないものから作品史上初のものまで、ズラリと揃う待望のイベントがついに開幕する！　いよいよ10月26日（金）より六本木ヒルズ森タワー52階、森アーツセンタギャラリーにてオープンする『カードキャプターさくら展—魔法にかけられた美術館—』の内覧会に潜入！　カードキャプターさくらならではの世界観に浸れる貴重なこの機会を見逃すことないよう、見どころをレポートしていく。

『カードキャプターさくら』は、1996年から2000年にかけて月刊少女まんが誌「なかよし」（講談社刊）にて連載されていた創作集団「CLAMP」の人気作品だ。2016年より実に16年ぶりに「クリアカード編」の連載がスタートし、2018年からはアニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』が放送し、大反響を呼んでいる。

展覧会の見どころとしては、タイトルにもある「魔法にかけられた美術館」にちなんだ展示が挙げられる。美術館にかけられた魔法をワクワクドキドキしながら堪能しよう！

展覧会は「はじまりの書庫」からスタート。ここでは、さまざまな分野で活躍中の著名人が『カードキャプターさくら』の魅力を語っている。お父さんの書庫にあった一冊の古い本を開いたことから始まる『カードキャプターさくら』の物語らしい演出だ。本の大きさにビックリ！　しながらも『カードキャプターさくら』の魅力を語るにはぴったりのサイズかもしれない。

次のエリアに向かう前に、「知世ファインダー」の紹介をしておく。会場内の全4箇所に設置された穴を覗いて写真を撮影しつなぎ合わせると、知世目線で描かれるオリジナルストーリーを楽しむことができる。果たして知世のカメラに収められた写真とは…。ということで、その１つめの「知世ファインダー」が「はじまりの書庫」にあるので、ぜひチェックしてみよう。

今回の展覧会では音声ガイドも10月26日（金）から11月30日（金）までの前期と、12月1日（土）から2019年1月3日（木）までの後期と、2種類用意されている。前期音声ガイドは「ケロちゃんガイド」、後期音声ガイドは「月（ユエ）ガイド」。価格は税込800円。今回利用したのは前期の「ケロちゃんガイド」。可愛く愉快に展覧会を案内してくれた。

さらに！　上記の音声ガイドとは別に「キッズ謎解き音声ガイド」もあり、11月1日（木）以降に購入された方には先着でバルーン杖のプレゼントが！！　バルーン杖は無くなり次第終了なので、早めにゲットしておきたいところだ。ちなみに、「キッズ」と記載はあるが大人も利用できる音声ガイドなので、工夫を凝らした謎解き問題に挑戦しながら、展覧会を回ってみては？　こちらの価格は税込2,000円となっている。

「はじまりの書庫」に続くエリアは、本展示限定のオリジナルストーリーが体験できる「スペシャルシアター」。『カードキャプターさくら展』の物語がいよいよここから始まる。期待に胸を膨らませてしっかりと見届けよう！

続いてのエリアは『カードキャプターさくら』に登場するお花たち部屋一面を彩る、その名も「花（フラワー）の部屋」。来場者が花のシールを壁や床などに貼ることで完成となる、参加型の展示。来場の記念にお気に入りの花を選んで、ペタッと貼ってみよう。

次のエリアは可憐で美しいバトルコスチューム4着が展示された「包囲（シージュ）された知世のアトリエ」。さらに注目ポイントはCLAMP・もこな先生の手作りドレスが展示されること。前期、後期で3着ずつ計6着が公開される。CLAMP・もこな先生、そして『カードキャプターさくら』の衣装デザインへのこだわりが詰まった展示エリアだ。

そして、今回の展示会最大の見どころとなっているのが、前期・後期合わせて約200点の原画展示が予定されている「迷（メイズ）な原画ゾーン」である。

前期・後期で原画は総入れ替えになるので、2回観にいくのはマスト！　というところ。繊細で美しい原画にうっとり。時間が経つのを忘れてしまうエリアだ。

続いてのエリアは「記録（レコード）の部屋」。こちらも楽しい参加型コンテンツを楽しむことができる。『カードキャプターさくら』の歴史を振り返る年表や、さくらが表紙を飾った「なかよし」やそのふろく、単行本がずらりと並んでいる。単行本を手に取り、好きなシーンを選んで「カードキャップターさくら展LINE公式アカウント（@ccsakuraten）のトークにコメントをつけて投稿すると、会場内に設置されたモニターに映し出されるというシステムになっている。

また、この部屋には、今回の展覧会のためにCLAMP先生が書き下ろした「中学生のさくらちゃん」と一緒に写真撮影ができるフォトスポットもあり！　大好きな桜ちゃんと一緒に記念撮影、テンション上がりまくりだ。

次のエリアでは、なんと高さ約3mというビッグサイズのケロちゃんが登場！　その名も「大（ビッグ）なケロちゃん」なるエリアである。こちら、触ったりなでたりもOK。10月2９日から12月21日の平日限定でコスチュームを身にまとい、夢の杖を手に大きくなったケロちゃんと記念撮影ができる「ケロちゃんと特別フォト体験」を実施予定。ちなみに、身長180cmの人もこんなに小さく見えてしまう！　ケロちゃんのビッグ具合がお分かりいただけるだろうか。

続いてはずらりと並ぶクロウカード、さくらカード、クリアカードを一度に見ることができる「カードの間」。中央のクリアカードの透ける仕様をしっかりとチェックしてみて！

そして、いよいよお待ちかねの『カードキャプターさくら展　ミュージアムショップ』へ。今回の展覧会では、なんと約150点のオリジナルグッズの発売が予定されている。

マストで持っておきたいのは、貴重なカラー展示を収録した公式イラスト図録「カードキャプターさくら展—魔法にかけられた美術館—」（税込2,376円）と展示内容を写真とイラストで完全収録した「カードキャプターさくら展　オールインワンブック」。展覧会初日の10月26日（金）より受注受付を開始し、12月1日（土）の発売を予定している。完全永久保存版のオールインワンブックについての詳細はミュージアムショップで確認を。

「さくらと小狼のスイーツ飲茶セット　ジャスミン茶付き」（税込3,056円）や、「さくらパフェ」(税込1,641円)、「ケロちゃん・スッピー・モモのなかよしプレート」（税込2,138円）で甘いひとときを。小腹が空いたなという方には、食べるのをためらってしまうほどかわいい「ケロちゃんまん」（税込626円）はいかが？

さらに、12月1日（土）から12月25日（火）の期間限定でクリスマス限定メニューも登場。今回の内覧会でひと足お先にメニューを拝見！　『カードキャプターさくら』ファンなら、こちらも味わっておきたいところだ。

また、『カードキャプターさくら展—魔法にかけられた美術館—』に来場した方には、CLAMP先生書き下ろしのオリジナルクリアカードがプレゼントされる。こちらは非売品でお1人様１枚まで。前期、後期で絵柄が変わる予定だ。

10月26日（金）から11月30日（金）までの前期と、12月1日（土）から2019年1月3日（木）までの後期で、展示物、来場者プレゼント、音声ガイドなどが入れ替え予定。さらに期間限定の特別イベント（ビッグなケロちゃんとコスチュームを着ての撮影）や、コラボカフェのクリスマスメニューなども登場するので、会期中は2回以上足を運ぶことで『カードキャプターさくら』の世界観を最大限に堪能できそうだ。