大泉洋がベネディクト・カンバーバッチと対面「これがアメリカか!」『グリンチ』ニューヨークワールドプレミア
-
ポスト -
シェア - 送る
左から、ベネディクト・カンバーバッチ、横溝菜帆、大泉洋
現地時間11月3日、アメリカ・ニューヨークで映画『グリンチ』のワールドプレミアが開催。アメリカ公開版でグリンチ役の声優を務めたベネディクト・カンバーバッチのほか、日本版で声優をつとめた大泉洋、横溝菜帆が参加した。
『グリンチ』は『怪盗グルー』シリーズなどで知られるイルミネーション・エンターテインメントによる長編アニメ最新作。絵本作家ドクター・スースの『グリンチ』を映画化した作品だ。全米での公開を11月9日に控え、ニューヨークの街はグリンチ一色。 会場となったアリス・タリー・ホールはセントラル・パークの西側に位置し、オペラハウスやバレエシアター、コンサートホールなどを備えた総合芸術施設“リンカーン・センター”の主要施設。当日は会場内に150メートルにわたるグリーンカーペットが敷かれ、本作のテーマである“クリスマス”にちなみ人工で作られた雪が降り、一足早いクリスマスムードに。会場には、地元アメリカの様々なメディアをはじめ、ヨーロッパ各国などの世界からジャーナリストも多数集まった。
大泉洋
グリーンカーペットにまず姿を現したのは、同作の主人公で、クリスマス嫌いの“ひねくれ者”グリンチを日本語版で演じた大泉。タキシードに身を包みプレミアに臨んだが、以前会見の際に「“カンバーバッチの声に合わせて作られた映像”に合わせて声をあてるのがものすごく大変だった」と、思うところがあった様子。一方で、「実際に会ったらNice to meet youで終わっちゃうかもしれないな……」と、珍しく弱気なコメントも飛び出した。
横溝菜帆
本作がハリウッド映画吹き替え初挑戦で、サンタクロースを心待ちにする少女シンディ・ルーを演じた横溝。生まれて初めての海外プレミアにドキドキかと思いきや、「楽しみです!」と明かしていた。二人は世界から集まった報道陣の中、笑顔で手を振りカーペットを歩いている。
そして『グリンチ』のキャスト・スタッフも続々と登場。最初に姿を現したのは、本作のプロデューサーで、イルミネーションのCEOであり、大泉にグリンチ役の“お墨付き”を与えたクリス・メレダンドリ。大泉が深々と頭を下げ挨拶すると、メレダンドリは「僕たちの映画に出演してくれてありがとう!ここで会うことが出来てとっても嬉しいよ!」と感謝の思いをあらわに。さらに、プロデューサー陣なども代わるがわる大泉のもとを訪れ、激励した。厚いもてなしに、大泉も感激といった様子だった。
クリス・メレダンドリ
次に姿を現したのは、本国版でシンディ・ルーを演じたキャメロン・シーリー。役柄を演じるうえで「自然にできたので難しくなかった」と、映画が二作目とは感じさせないほど堂々とコメント。横溝がシーリーのために事前に買ってきたという、和柄のがま口のお財布をクリスマスプレゼントとして手渡すと、シーリーも「SO COOL!」と喜びをあらわに。年齢はシーリーが一つ上だが、二人はすぐにうちとけていた。
キャメロン・シーリー(シンディ・ルー役)
プレミアも終盤、ついに本国のグリンチ役カンバーバッチが会場の入り口に現れると、大泉との“ひねくれ共演”が実現。大泉が「Japanese Grinch!」と名乗ると、カンバーバッチも「Fantastic!」と反応。「この役は演じるのが楽しかったんじゃないかい?」と同じグリンチを演じたもの同士でキャラクターの魅力を語り合った。
ベネディクト・カンバーバッチ(グリンチ役)
カンバーバッチは映画を楽しみにしている観客に向けて「本作はユーモアとウィットに富んだ心温まるストーリーや、色鮮やかな映像といったイルミネーションならではの魅力が強く形作られた素晴らしい映画に仕上がっているんだ。だから小さな子どもたちや家族のみんなを含め、大勢の人々が劇場に足を運んでくれることを祈っているよ」とコメントしている。
プレミアイベントを終えた大泉は、思わず「これがアメリカか!カオスのような雰囲気」と口に。カンバーバッチと対面を果たしたことについては、「あっという間だった。物腰の柔らかい方だった」と振り返っている。会場の盛り上がりが冷めやらぬ中プレミアイベントは閉幕。その後に行われた上映会にも1,500人の来場者がつめかけた。
『グリンチ』は12月14日(金)全国ロードショー。