aiko、自身最大規模のホールツアー『Love Like Pop vol.20』が地元・大阪で千秋楽

2018.12.14
レポート
音楽

aiko

画像を全て表示(3件)

aikoが12月9日(日)に地元・大阪フェスティバルホールにて開催したホールツアー『Love Like Pop vol.20』の千秋楽公演のオフィシャルレポートが到着した。


『Love Like Pop vol.20』は、最新アルバム『湿った夏の始まり』を引っさげて、6月8日(金)神奈川・川崎市スポーツ・文化総合センターを皮切りに、半年間にわたり全国27箇所45公演を実施。aiko自身最大規模となるホールツアーにして、デビュー20周年イヤーに行なわれたメモリアルなホールツアーでもある。

長いホールツアーの千秋楽公演を見届けようと早くから多くのファンが駆けつけ、開演を待ち望む熱気で会場は満ち溢れていた。開演時刻を迎えオープニングムービーが流れた後、ステージ上にaikoのシルエットが浮かび上がると、大歓声とともにこの日のオープニングナンバー「ストロー」でライブがスタート。「ストロー」は今年リリースされたシングル楽曲で、最新フルアルバム『湿った夏の始まり』にも収録された他、その年の優れたMVを表彰するアワード「MTV VMAJ2018」で「最優秀邦楽女性アーティストビデオ賞」にも選出されたナンバーでフロアがいきなり熱を帯びる。続けてライブの定番ナンバー「エナジー」でさらにボルテージをあげていくと、ホーンセクションが印象的なナンバー「あたしのせい」で会場を惹き込んでいく。

aiko

「『Love Like Pop Vol.20』みなさんこんばんは、最終日です! aikoです! 今日はみなさん本当に最終日に来てくれてありがとうございます!」と挨拶。「今日は日曜日だから、明日仕事の人もいるかもしれないけど、筋肉痛とかえぐった気持ちとか、いい意味で“傷”として思い出を持って帰ってもらいたいと思いますので、最後までよろしくお願いします!」と最終日にかける意気込みを語った。オープニングから打って変わって「くちびる」「二時頃」、背景に映し出される映像が印象的な「雨フラシ」とじっくりと聴かせる楽曲が続きaikoの歌声に会場が酔いしれていた。

aikoのライブでは恒例となっているファンと和やかなMCのやり取りのあと「陽と陰」、「Loveletter」とアップテンポな楽曲で飛び跳ねながら歌声を届けると、続く「瞳」では会場中にこれまでとは全く違う雰囲気を纏わせて観客を魅了した。ステージ上にはaiko一人残りキーボードでの弾き語りコーナーに。「恋人同士」、「ずっと近くに」の2曲を歌い上げ、曲間には弾き語りの静かなときに咳を我慢しているオーディエンスを気遣う場面も。「あんまりツアーが終わる感じがしなくて、そういうふうにライブができるのは、皆さんのおかげだと思ってます。楽しくたくさんしゃべったり、ライブをしっかり見てくれて本当にありがとうございます」とオーディエンスに感謝を告げると、aikoを照らすライティングが印象的な「格好いいな」、跳ねるリズムが楽しい「ドライブモード」と最新アルバムからの2曲を歌い上げ、歌詞がファンにも人気の楽曲「未来を拾いに」を披露。

aikoライブでは定番となっている「男子! 女子!」のコーナーで一気にフロアにエンジンがかかりラストスパートに突入。「beat」「予告」などアップテンポなナンバーが続き「夢見る隙間」では金テープが飛び出すなど、一気に熱狂が爆発、今ツアーではライブの定番曲にまで発展した最新アルバム収録曲「ハナガサイタ」を歌唱。最後は「あたしの向こう」でライブ本編を締めくくった。

鳴り止まぬアンコールの声に応えて、最新アルバム収録曲である「うん。」で美しいファルセットを響かせて再登場したaikoは、「これからもみんなで一緒に年を重ねて行きたいなと思います。こうやってフェスティバルホールで20周年を迎えることができて嬉しいです。みんなとこれからも一緒にこういう時間を過ごしていきましょう」とメモリアルなツアーの締めくくりを語ると、「向かいあわせ」「milk」を伸びやかに歌い上げる。会場の興奮が収まらない中、ダブルアンコールとして「Power of Love」「キラキラ」「be master of life」と立て続けに披露。「鏡」では会場一体となった大合唱が巻き起こりダブルアンコールにしてこれ以上ないほどの盛り上がりを見せる。

aiko

エンディングムービーのあとも熱気冷めやらぬ会場に「あっという間の半年間でした。こんなに長いツアーを行ったのは初めてだったのでファンの皆さんのおかげでここまで来ることができました。本当にありがとうございました。またお互い向かい合って”背筋を伸ばして”見つめあうように、歌います」と、トリプルアンコールの「えりあし」で会場中の隅々まで思いを届け、3時間以上に及ぶライブと半年間全国27箇所45公演にも及ぶ長い旅路を締めくくった。

2019年1月から3月はアリーナツアー『Love Like Pop vol.21』を、大阪・大阪城ホール、埼玉・さいたまスーパーアリーナ、福岡・マリンメッセ福岡にて行う。

セットリスト

aiko「Love Like Pop vol.20」
2018年12月9日 フェスティバルホール

01. ストロー
02. エナジー
03. あたしのせい
04. くちびる
05. 二時頃
06. 雨フラシ
07. 陽と陰
08. Loveletter
09. 瞳
10. 恋人同士
11. ずっと近くに
12. 格好いいな
13. ドライブモード
14. 未来を拾いに
15. beat
16. 予告
17. 夢見る隙間
18. ハナガサイタ
19. あたしの向こう
<アンコール>
20. うん。
21. 向かいあわせ
22. milk
<ダブルアンコール>
23. Power of Love
24. キラキラ
25. be master of life
26. 鏡
<トリプルアンコール>
27. えりあし

ライブ情報

aiko Live Tour「Love Like Pop vol.21」
1月26日(土) 17:30/18:30 大阪:大阪城ホール
1月27日(日) 17:30/18:30 大阪:大阪城ホール
2月9日(土) 17:30/18:30 埼玉:さいたまスーパーアリーナ
2月10日(日) 17:30/18:30 埼玉:さいたまスーパーアリーナ
3月9日(土) 17:30/18:30福岡:マリンメッセ福岡
3月10日(日) 17:30/18:30福岡:マリンメッセ福岡
 
料金:6,800円(税込)
  • イープラス
  • aiko
  • aiko、自身最大規模のホールツアー『Love Like Pop vol.20』が地元・大阪で千秋楽