準決勝は「早稲田vs明治」と「帝京vs天理」に！　『全国大学ラグビー選手権』

『第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会』の準々決勝が12月22日（土）に行われた。この試合では同選手権10連覇を目指す帝京大学（関東対抗戦1位）のほか、早稲田大学（関東対抗戦1位・2位枠）、明治大学（関東対抗戦3位・4位枠）、天理大学（関西Aリーグ1位）がそれぞれ勝ち上がっている。

準々決勝では帝京大学が流通経済大学（関東リーグ戦3位）を45-0、天理大学が大東文化大学（関東リーグ戦2位）を30-17と差をつけて下した。一方、早稲田大学と明治大学は劇的ともいえる勝利で準決勝へ駒を進めている。

このうち早稲田大学は慶応義塾大学（関東対抗戦3位）に15-19とリードされ、残り30秒で慶応ボールのスクラムに。このスクラムを慶応が崩す反則を犯し、早稲田ボールでの最終プレイとなった。このプレイで早稲田大学は24次にわたる攻撃を持続し、最後は左WTBの佐々木尚が右隅に飛び込んでトライ。見事に逆転勝利している。

一方、明治大学は15-15のスコアで残り30秒となったところ、東海大学（関東リーグ戦1位）が反則を犯したことでPGを獲得。FB山沢京平がほぼ正面15メートルのPCを決めて勝ち上がった。

この結果、2019年1月2日（水）に秩父宮ラグビー場（東京都）で行われる準決勝は、第1試合が明治大学vs早稲田大学、第2試合が帝京大学vs天理大学となった。伝統校同士の対戦となった第1試合では、対抗戦グループで苦杯を喫した明治大学が雪辱をめざす。一方、第2試合はV10を目指す帝京大学に、関西の雄・天理大学がどこまで食い下がれるかが見どころとなるだろう。

強豪校がそろった準決勝。そして、1月12日（土）に行われる決勝と、伝統と意地をかけた熱い戦いから目が離せない。