劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月 下弦の月、WOWOWで3月放送決定
(C)2017『髑髏城の七人』月/TBS・ヴィレッヂ・劇団☆新感線
劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月 下弦の月が、2019年3月にWOWOWで放送されることが決まった。
『髑髏城の七人』は、劇団☆新感線にとって代表作といわれている。1990年初演以来、頻繁に再演が重ねられてきた。時は戦国時代末期。織田信長が死に、豊臣秀吉が天下統一を今まさに叶えようとしていたころ、かつてついえた見果てぬ夢に今なおとらわれている3人の男がいた。荒れ野に突然現われた男・捨之介。関東一の色里「無界の里」の主人・無界屋蘭兵衛。そして異形の鎧に身を包み、天下を覆さんと関東髑髏党を率いる天魔王。運命の糸に操られた3人の男たちが漆黒の髑髏城を舞台に命を賭して相まみえる。
2017年3月よりIHIステージアラウンド東京のグランドオープニングを飾った『髑髏城の七人』の連続上演では、“ステージアラウンド”という360°ステージに囲まれた約1300の客席が回転し、巨大な可動式スクリーンに映し出される映像によるダイナミックな演出で、観客を未知の世界へと誘い大きな反響を呼んだ。“花・鳥・風・月・極”のいずれも物語の骨格はそのままに、脚本、演出、キャストを次々と変えていった。その全5シーズン中の第4弾にあたるのが“Season月”だった。
“Season月”は、“上弦の月”(1月5日放送)と“下弦の月”(3月放送)の2つのチームが交互に上演するという趣向で驚かせた。“下弦の月”の主演は、声優としても人気を博す宮野真守。天魔王役には2.5次元ミュージカル・舞台を牽引する鈴木拡樹。そして廣瀬智紀、木村了、松岡広大と、舞台などで広く活躍するフレッシュなメンバーが集まった。極楽太夫を演じる羽野晶紀は実に17年ぶりの劇団☆新感線本公演への復帰となった(1990年の初演で初代極楽太夫を演じた)。一方、狸穴二郎衛門を演じる千葉哲也は2011年の「ワカドクロ」以来の出演と、こちらも注目の存在だ。
今回の物語は理想に燃える主人公・捨之介の若さゆえの“失敗”、そして“絶望”が描かれている。《花》《鳥》《風》と続いた“髑髏城の七人”のベーシックなストーリーを同じくする物語のラストを飾る作品となる。
放送情報
■放送局:WOWOW
■放送日時:2019年3月(詳細後日)
■収録日:2018年1月24日
■収録場所:東京 IHIステージアラウンド東京
■演出:いのうえひでのり
■出演:宮野真守 鈴木拡樹 廣瀬智紀 木村了 松岡広大 / インディ高橋 中谷さとみ 中村まこと 伊達暁 肘井美佳 安田栄徳 / 羽野晶紀 / 千葉哲也 ほか
(C)2017『髑髏城の七人』月/TBS・ヴィレッヂ・劇団☆新感線