ラッパー・ANARCHYが13,000円のニューアルバムをリリースする理由とは? 「逆境をひっくり返すのがラッパーでしょ」
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ANARCHY
ラッパーのANARCHY(アナーキー)が、約2年半ぶりのオリジナルアルバム『The KING』を3月13日(水)にリリースすることを発表した。
同アルバムには、ANARCHYのメジャー3作目となるフルアルバム。ANARCHYのほか、Awich、IO (KANDY TOWN)、T-PABLOW (BAD HOP)、Jin Doggなどの国内組から、NYで活躍中の日本人ラッパー・MIYACHI、WILYWNKAやYoung Coco、Leon Fanourakis、MACCHO (OZROSAURUS)や般若、SEEDA、AKLOら全13名のラッパーが参加。コラボ曲12曲とソロ1曲の、全13曲を収録する。また、数量限定生産13,000円(税込)の価格で、ゴールドのシリアルナンバーカード付きで発売される。なお、収録された楽曲をスマートフォンでも聴くことが出来る、スマプラミュージックも封入されるとのこと。アルバムの予約受付は、anarchy" target="_blank">公式サイトにてスタートしている。
13,000円の価格など、アルバムについての想いを語ったANARCHYのコメントは以下のとおり。
ANARCHY
「CDが売れない」
何年も前からよく聞くようになった。
CDショップに行かなくてもiTunes Storeで250円出せば一曲買えるし、サブスクもYouTubeもある。
沢山の人が沢山の音楽を聴けるし便利な時代になった。
それはこの国にとっていい事だと思う。
ただ、当たり前のように誰かが僕らの知らない所で僕らのアートに値段をつけている。
そしてみんな困っている。
なんか不思議な気分になる。
時代の流れに逆らうつもりは無いけど、一度でいいから自分が作ったものに自分で値段をつけてみたいと昔からずっと思ってた。
今回のアルバムは「13」をテーマに13人のラッパーでセッションして作った作品だ。
僕一人では作れない"モノ"ができた。
その''モノ"の価値が分からなくなってきている。
僕たちラッパーは自分たちの人生を切り売りして価値のある"モノ"を作っていると思う。
今回、僕が僕たちラッパーの作った"モノ"に価値をつけたいと思う。
「13」は不吉な数字と言われている。
でも逆境をひっくり返すのがラッパーでしょ。
なお、同アルバムに収録される楽曲「Run It Up feat. MIYACHI」が1月13日(日)より各音楽配信サイトで先行配信。ミュージックビデオが、同日20時に公開予定だ。これを皮切りに、ANARCHYは毎月13日に何かしらのアクションを起こしていくという。
「Run It Up feat. MIYACHI」ミュージックビデオ (1月13日20時公開予定)