声優バスケ『SJ3.LEAGUE』が決起集会！ サプライズに会場騒然!?

声優ユニットによる3×3バスケットボールリーグ『SJ3.LEAGUE（声優Jrバスケ3×3）』の第二回公式戦が、3月24日（日）に南長崎スポーツセンター（東京都豊島区）で開催される。

これに先駆けて、『SJ3.LEAGUE』初のファンイベントとなる、『SJ3.ファンミーティング ～決起集会～』が1月20日（日）に開催された。当日は『SJ3.LEAGUE』のラジオ番組、『だからBもスキ ～バスケット・ビスケット～』の公開収録も行われ、MCの駒田航、同じく番組MCでチーム「Tweedia」の竹内ゆうかが出演。さらに、同じくチーム「Tweedia」の花ノ木美織、チーム「ちぇるびあっち」の福緒唯、チーム「CLU+CH」の石原千尋、宍戸智恵、町田美優も登場した。

■待って、これプロレスの記者会見じゃないよね

第一回公式戦で優勝したチーム「CLU+CH」の3人が、最初の挨拶から「前回優勝なので」「おまえら、ついてこれるのか？」などと、他の出演者をあおる。そんな、プロレスの記者会見的（？）なテンションではじまった、今回のイベント。まずは、スクリーンでその公式戦の様子を振り返ることになった。

同大会で「スポーツマンシップと声優スピリッツにのっとり～」と選手宣誓を行ったのは福緒。実は当日に急遽登壇が決定したとのことで、ちょっと焦った一幕もあったようだ。

その後は試合の様子が映像で流れると、時には選手がトリックプレイを交えてシュートを決める様子に、会場からは「おぉー」と歓声があがる。『SJ3.LEAGUE』開幕にも関わり、当日に司会を務めた駒田によると、当初はドリブルもままならない選手もいたという。それが、ここまで魅せるプレイをできるようになったというのは、ちょっと驚きだ。

さて、「ちぇるびあっち」は残念ながら一回戦で敗退。インタビューに続いて、ロッカールームに戻る途中の廊下で全員が涙する様子も見られた。このような、声優たちがバスケット選手として本気で試合にのぞみ、一喜一憂する姿を見られるのは、本リーグの大きな見どころといえるだろう。決勝戦は「Tweedia」と「CLU+CH」の一戦となり、9-13のスコアで「CLU+CH」が勝利。みんなが感極まって泣いている姿に、チームのメンバーからは「今見ても泣きそう」という声があがった。

ほかにも、選手からはこんな声が。

「あの日のことを思い出すと、今もうるうる来るぐらい。和佳子ちゃん（蘭乃和佳子）の「お願い」と言いながらのフリースローは、あの日の名シーンだったと思う」（福緒）
「私は当日、試合には出てなくて応援だけだったんですけど、一緒に練習して、みんなの頑張りを身近で見ていたから、やっぱり優勝したかったですね……」（花ノ木）

ただ、その中で石原は、「優勝のコメントが、かなり気を使っていないコメントだったので、次回に向けて考えたいと思います」と、またあおりのコメントで会場を沸かせていたが……。

■“あの人”が復讐を果たす絶好のチャンスが！

ここからは、ラジオ番組『だからBもスキ ～バスケット・ビスケット～』の公開収録がスタート。まずは、試合の感想を求められると、イベント前半のテンションのまま、町田が一言。

「まぁ？　初めてのリーグで凄く緊張していたんですけど、優勝できてよかったなと。あざっす！」（町田）

ガイアが俺に味方しているみたいなコメント（駒田談）で、さっそく会場を沸かせる。また、「ちぇるびあっち」は一回戦で敗退だったため、「第二回戦に向けてメンバー全員が燃えてます。練習も始めています」（福緒）とのこと。「Tweedia」も同じく、優勝を目指して練習を続けているようだ。

そんな中で、つい口を滑らした人が。いや、正確には“滑らせていた”で、実は前回のラジオ収録の際に、試合の感想を求められた竹内が、「自称“第二回優勝チーム”だと思っているので、超悔しいです」とコメントしていたのだ。それを聞いて、ひらひらと手を振る「CLU+CH」のメンバーに、「何ですかあの余裕、ぶっ潰したい」と竹内が怒りのコメント。

そんな、竹内のうっ憤を果たすため（？）に考えられた企画が、緊急対決「81チーム vs CLU+CH3本勝負 in 秋葉原！」。竹内、花ノ木、福緒の3人が“81チーム”となり、CLU+CHと対決するというのだ。

■おっと、ここで花ノ木が！

3本勝負の最初のお題はしりとり。BGMのリズムに合わせて、ノンジャンルに答えていくというものだが……。なんと、花ノ木が一答目で躓いて、一周もできないというまさかの展開に。続く2回目は2週目まで行ったものの、「ズッキーニ」に続く答えを、町田が「にーそっそ」って、いやそれなんなんでしょうね？　どうやら、ニンジンと応えようとして、「ん」が付くことに気づいてパニックになってしまったようだ。

そして、最後はBGMをペースアップして最後の1戦となったが、またもや一週目で花ノ木がリタイヤ。彼女の土下座でゲームは幕を閉じた。

続く2回戦は「箱の中身は何だ？」対決。まずは、箱に入れられたミニーちゃん人形を、中身を見ずに触るだけで当てるのだが、ここで花ノ木が汚名返上を果たす。なんと、最初のチャレンジで見事に成功したのだ！

これで、進行が狂ったのか（？）、次のお題は全員が触ってから答えることに。長い棒状のものを手に取って、「臭くない!?」「知らない、ナニコレ？」「なんかクルクルしてる」「竹内が壊したって」などと次々とリアクションしていくメンバー。結果として出た答えがコレ。

「靴下を留めるヤツ」（町田）
「棒状だったのでペンライト」（宍戸）
「のり？」（町田）
「万華鏡？」（花ノ木）
「アンメルツヨコヨコとか、ピップエレキバンとか」（福緒）
「メントス」（竹内）

正解は万華鏡で、再び花ノ木がポイントをあげる展開に、会場からは「おぉ、またか」の声が。そして、最後のお題は「バスケット選手の名言対決」。著名なバスケット選手の名言を、いかに感情をこめて表現できるかという、声優としてのスキルが求められる対決だ。

ルールはランダムに配られた名言の中から、駒田が選んだものを持っていた人が挑戦するというもの。まず駒田に当てられたのは……マイケル・ジョーダンの名言を手に持っていた花ノ木が、またかよPart２。「失敗をすることは耐えられる、が、挑戦しないでいることは耐えられないんだ」というセリフを、情感たっぷりに再現した。

続く、2回目は「ドリブルこそ、チビの生きる道なんだよ」。そう、『SLAM DUNK』の人気キャラクター、宮城リョータの名言だ。これを当てられたのは、思わず顔を覆ってしまった石原。ただ、本人は『SLAM DUNK』のファンのようで、この名言を迫力たっぷりに再現している。

これで、3回戦も終了。最後は会場の拍手で勝敗を決したが、MC贔屓（？）か“81チーム”の勝利という結果に。「まぁ、どんぐりの背比べです」（駒田）とのことだが、これで少しは竹内のうっ憤も晴れたのだろうか？　収録後には、「人生初めてのラジオ収録が、この公開録音で。緊張したけど楽しかったですし、CLU+CHに負けないように次の大会も頑張りたい」と話していたが……。

■テーマソング「Brave×Dream」がついにお披露目

さて、ドタバタの公開収録も何とか終わって、次はステージでメンバーが『SJ3.LEAGUE』のテーマソング「Brave×Dream」を披露する。振り付けは「ダンスが得意」だという、花ノ木の担当だ。

アニソン的なテンションのアップテンポなメロディに合わせて、「燃えろ」や「友情・勝利」といったセリフが混じる。そんな、『SJ3.LEAGUE』にピッタリな曲を、どこかチアリーディングを思わすダンスを繰り広げながら、歌い続ける選手たち。

駒田によると、3×3はパフォーマンス要素が強いので、今後も歌や踊りなども織り交ぜながら、リーグを盛り上げていければとのこと。選手たちはSJ3のTシャツに衣装チェンジしていたが、それぞれがTシャツをリメイクしており、「鎖骨の押し売り」といった大胆な着こなしが会場を大いに沸かせていた。

最後に告知を行って、これにてイベントは終了……と思いきや。なんと2つのサプライズが！　まず、スクリーンに映し出されたのは、アイドルグループ「A応P」のメンバー、星希成奏からのビデオメッセージ。「今日は『SJ3.LEAGUE』に挑戦状をたたきつけに来た」という一言に、元メンバーの福緒が思わず崩れ落ちる。

「初代チャンピオンの「CLU+CH」に私たちが勝ったら、『SJ3.LEAGUE』に参加させてもらう。いくら相手がリーグ優勝したチームといっても、A応Pで一番運動神経の悪かった福緒さんのいるリーグなので、正直勝てない理由が見つからない。まぁ、ボロ負けして泣かないように。はっはっはっ」（星希）

「……私の後輩が済みません。あとで、連絡しておきます」と、ただただサプライズに驚く福緒。どうやら、今後は新チームの参戦などもあるようで、「詳しくはうちの星希に聞いておきます」（福緒）とのことだ。一体、これから『SJ3.LEAGUE』がどうなっていくのか、引き続き目が離せない!?

■ハッピーバースデー～ししどん～♪

さて、『SJ3.ファンミーティング ～決起集会～』が開催されたのは1月20日。その前日が宍戸の誕生日ということで、会場にはケーキが登場。ハッピーバースデーの歌が彼女に贈られた。

サプライズ慣れしていないということで、すっかり固まってしまった宍戸だったが、「ありがとうございます！」と最後は笑顔に。20歳になって何がしたいですかと聞かれて、「えっ、お酒？」と思わず答えると、「そこはバスケがしたいです、でしょ」と駒田に突っ込まれる一幕もあった。

そして、今度こそイベントは終了。

「手がピリピリしています。冷たいを通り越して、血がない」（宍戸）
「上から目線で生意気を言いましたが、「CLU+CH」は謙虚に練習を続けているので、そういう目で見てください」（石原）
「もうちょっといいことを言いたいんだが、最後の動画のショックが強すぎて。何も知らないんだ、察してくれ！」（福緒）

とまるで試合のように、最後まで選手の一喜一憂の様子に、会場は大いに盛り上がった。次は第二回公式戦では、また彼女たちの素の様子がぜひ見たいものだ。