ハーレム・グローブトロッターズ日本公演開幕! 誰もが笑顔になる至福のバスケエンターテインメント

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2025.8.13
ハーレム・グローブトロッターズの日本公演が開幕

ハーレム・グローブトロッターズの日本公演が開幕

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8月12日(火)、アリーナ立川立飛(東京都)にてハーレム・グローブトロッターズの日本公演が開催された。

ハーレム・グローブトロッターズはバスケットボールのエンターテインメント集団。MBAよりも長い100年に迫る歴史を持ち、超絶なプレーや驚異のトリックを駆使した見応えのあるショーを世界124カ国以上で開催。これまでに1億人以上の観客を楽しませてきた。この日は彼らの日本ツアーの初日であった。

“マジックパス”でハーレム・グローブトロッターズを体感

ショーに先立ち、選手たちと交流できる「マジックパス」の購入者を対象とした交流イベントを開催。選手たちはコートでトリックショットをレクシャーし、上手にできるとハイタッチを交わし、記念撮影に応じたり、サインをしたりとファンとの親睦を深めた。ミニゲームとばかりに、子どもたちと一緒にプレーする場面も。ボールを持ったロック“ワム”ミドルトン選手はトリッキーな動きで、子どもたちをほんろう。子どもたちは楽しそうな表情を浮かべながらも一生懸命に追いかけていたのが印象的だった。もちろん、一緒にプレーするワムも実に楽しそうな表情を浮かべていた。

ボールスピンなどのトリックをファンにレクチャー

ボールスピンなどのトリックをファンにレクチャー

トリックがきまるとハイタッチで祝福

トリックがきまるとハイタッチで祝福

ファンにサインをプレゼント

ファンにサインをプレゼント

子どもたちと一緒にプレーを楽しむ

子どもたちと一緒にプレーを楽しむ

交流イベントが終了すると開場時間となり、観客が続々と体育館に入ってきた。選手たちはコートでウォーミングアップ。このあたりは通常のバスケットボールの試合と同様だが、開演10分ほど前になるとMCが登場。「Clap!Clap!」などと会場を煽り始めた。会場のテンションが一気に高まると、選手たちもにわかに動きが激しくなり、約9mの4点シュート(ハーレム・グローブトロッターズの試合では得点として認められる)を次々と決めたり、超ロングスローやリンクに背中を向けてシュート(バックワードトリックショットと呼ぶそうだ)を見せたりと派手なトリックを次々と披露。フライングで開演してしまったかのようだった。極めつけは2階スタンドからの超ロングシュート。数回のトライで見事に決めると、会場からは大きな歓声が上がった。というわけで、横浜公演を観覧予定の方は、開演時間よりも早めに着席されることをおすすめしておきたい。

客席からバックワードトリックショットに挑戦

客席からバックワードトリックショットに挑戦

スピード感満点のプレー&トリックに驚愕! さらにはコントで大爆笑!?

華やかなトリックで会場のテンションが高まる中、選手たちがコートに登場。まずは小手調べとばかりに、ボールスピンや、ボールを身体に這わせるトリックなど、ボールを自在に操る技を次々と披露していった。そして、ジャージを一斉に投げ捨て、ユニフォーム姿になると、いよいよ、ショーが本格的にスタートした。

まずはコート中央でさまざまなトリックを披露

まずはコート中央でさまざまなトリックを披露

ハーレム・グローブトロッターズのショーは、宿敵とされるワシントン・ジェネラルズとの試合がその軸となっている。しかしながら、その動きはスピード感&迫力満点! 複雑なドリブルやコートを走り回りながらの高速のパスまわし、豪快なダンクシュート、そして先ほど披露したような驚異的なトリックを随所に織り交ぜながらゲームが進んでいく。

豪快なダンクシュートも飛び出す試合は迫力&スピード感満点

豪快なダンクシュートも飛び出す試合は迫力&スピード感満点

さらにこれだけでは終わらない。試合が止まるとコントのようなやり取りが繰り広げられたり、「サワゲ~!!」などと日本語を使って煽ったり、客席になだれ込んで走り回ったり、子どもたちをコートに招き入れてシュートを決めさせたりと、観客も巻き込みつつ、あの手この手を使って会場を盛り上げていく。

試合が止まるとコントのような展開に

試合が止まるとコントのような展開に

客席にもなだれ込んで大騒ぎ

客席にもなだれ込んで大騒ぎ

リングにぶら下がって観客を盛り上げる

リングにぶら下がって観客を盛り上げる

さらに、選手たちはサービス精神も旺盛で、試合中でも客席のファンに声をかけるなど、積極的にコミュニケーションをはかっていた。マーク“スプラッシュ”ブラント選手などは、試合中にカメラマンからカメラを奪取!? 自ら試合の様子や撮影するといった茶目っ気も見せた。そこには絶対にこのショーを楽しいものにしたいという熱い思いが見え隠れしていたようにも思えた。

カメラマンのカメラを奪い、試合の様子を撮影し始めたスプラッシュ

カメラマンのカメラを奪い、試合の様子を撮影し始めたスプラッシュ

スプラッシュが撮影した写真がこちら。子どものファンが見事シュートを決めた瞬間を激写

スプラッシュが撮影した写真がこちら。子どものファンが見事シュートを決めた瞬間を激写

最後はダイナミックなプレーが続出し、試合も白熱してゲームセット。大きな盛り上がりを見せてショーは大団円となったが、実はこれではまだ終わらない。最後は再びファンとの交流タイムが設けられ、選手たちは今度は観客全員と記念撮影やサインに応じて、ファンを大いに喜ばせて、本当に大団円となった。

終盤は試合も大白熱

終盤は試合も大白熱

終演後は再びファンと交流

終演後は再びファンと交流

バスケットボールに言葉はいらない(トゥー・トール)

試合後には6月にこのツアーのプロモーションのために来日し、取材に応えてくれたルーシス“トゥー・トール”ウィンストンと、マーク“スプラッシュ”ブラントが再びインタビューに応じてくれた。

終演後インタビューに応じるスプラッシュ(左)とトゥー・トール(右)

終演後インタビューに応じるスプラッシュ(左)とトゥー・トール(右)

――初日の公演を終えて、感想を聞かせてください。

トゥー・トール 興奮したよ! ファンが盛り上がっているのを見てすごく楽しかったし、また明日ここでショーができることが今から楽しみだよ。

スプラッシュ 僕もすごく楽しかった! 日本でショーができて本当に嬉しかったよ。

――6月のプロモーション来日ではお二人だけでパフォーマンスを披露していましたけど、やはりチームでやるのは違いますか?

トゥー・トール そうだね。今日はメンバーそれぞれの個性も発揮できたと思うし、前回とは違って、より見応えのあるものが見せられたんじゃないかな。

――子どもたちを巻き込んだ演出が多く見られましたが、日本の子どもたちの反応はどう感じましたか?

トゥー・トール みんな心の底から楽しんでくれたみたいで嬉しかったよ。子どもたちのエネルギーを感じたね。バスケットボールには言葉が必要ないので、僕らのパフォーマンスを見て、ワクワクして“自分もやってみたい”という気持ちになるのはきっと自然な流れなんだと思うな。

――横浜公演に向けてファンにメッセージをお願いします。

トゥー・トール 横浜ではみなさんのエネルギーをもっともっと感じたいと思っています。今日見てくれたファンのみなさんは本当に楽しんでくれたと思うんで、それを言霊というか、SNSや誌面で多くの人に伝えてほしい。その言葉が伝わって、多くの人に僕らのパフォーマンスを見に来てもらいたいね。

スプラッシュ 今日はファンのみなさんからたくさんのエネルギーをもらって良い1日になったよ。横浜はさらにすごい街だと聞いているんで、もっともっとたくさんのエネルギーを感じたいと思ってる。それから、前回来日したときに、横浜ビー・コルセアーズのキング開選手と一緒にバスケットボールをしたんだ。横浜公演では彼と再会できることも楽しみにしているよ(笑)。

ハーレム・グローブトロッターズの来日公演は8月29日(金)~31日(日)横浜BUNTAI(神奈川県)でも開催される。子どもたちがショーを楽しんでいたのは、先に書いた通りだが、客席には年配のファンの姿も見受けられ、楽しそうに観覧していた。つまりは、彼らのショーは老若男女が楽しめる最上級のエンターテインメントだということだろう。ぜひとも、横浜で彼らの妙技と至福の“バスケットボールエンターテインメント”を体感してほしい。

座席表

座席表

VIPハーレムGT席:50,000円(各回限定8席)
VIPワシントンG席:30,000円(各回限定8席)
コートサイド席(SS席):24,000円
コートエンド席(SS席):20,000円
ゴールド席(S席):12,000円
シルバー席(A席):8,000円
ブロンズ席(B席):6,000円
マジックパス:6,000円(各公演200名限定)※試合前に選手たちと直接交流できるオプション体験。観戦が別途必要。

(撮影:さいとうりょうこ)

終演後はスタッフも交えて記念撮影

終演後はスタッフも交えて記念撮影

イベント情報

『ハーレム・グローブトロッターズ ワールドツアー 2025』

 日時:8月29日(金)~31日(日)
 場所:横浜BUNTAI(神奈川県)

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