ネオ漫画家・横山裕一の3年ぶりの新作『プラザ PLAZA』が発売　刊行記念展も開催

ヨーロッパでも絶大な人気を誇るネオ漫画家・横山裕一の3年ぶりの新作『プラザ』（888 ブックス）が発売となる。

本作では、ベルトコンベアーのように左から右に動く壇上で演じられる壮大な演目と、熱狂する観客の大歓声が交錯する爆発的時空間が描かれている。ブラジルの祭りから発案されたと本作は、宇宙の起源、アニミズム、神々、奉納、祭典、全体主義を謳いあげる一大スペクタクル。横山作品の特徴でもある「ドドド」「パカパカ」などの擬音をすべてのコマに加えるという法則を設け、実践。さらに強固な横山ワールドとして楽しめる内容となっている。

昨年はパリ、パレ・ド・トーキョーでのグループ展参加や作品が国立近代美術館所蔵となり、漫画、グラフィック界のみならず、現代美術の世界でも注目度が高まっている横山。本書のデザインは、これまで横山作品の装丁や展覧会ビジュアルのデザインを手がけてきた服部一成が担当。服部は、横山の前作『アイスランド』も手がけ、同書は2017 年東京TDC 特別賞を受賞している。

また、本著の刊行記念展が、2月に東京・幡ヶ谷のパールブックショップ＆ギャラリー、4月に岡山のSatellite 他で開催される予定だ。