『中丸君の楽しい時間3』東京公演スタート~中丸雄一が「J-1ぐらんぷり」の開催を提案!?「国分太一くんやイノッチが出そう」

レポート
舞台
2019.3.3
中丸雄一

中丸雄一

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2019年3月2日(土)より構成・演出・出演をKAT-TUNの中丸雄一が務める舞台『中丸君の楽しい時間3』が東京・東京グローブ座にて開幕した。すでに大阪での公演を終わらせ、満を持して東京公演に臨む中丸が、初日直前にゲネプロ(通し稽古)を公開した。

シリーズ3作目となる本作は、今回も中丸が一人ですべての物語を紡ぐ。得意のヒューマンビートボックスでスタートしたかと思えば、起床から仕事に向かうまでの「リアルな朝あるある」では自身のプライベートを垣間見せ、新番組のコメンテーターを務めるコーナーでは、映像を使い一人3役で自分が自分(?)に突っ込みながら盛り上げる。TVのバラエティ番組の企画で見せた「高速ブラホック外し」に至っては「B‐1グランプリ」としてステージでも披露し、取材陣から驚きの声や喝采(笑い?)を浴びていた。

時計のデザインに注目!

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どこかで観た事あるようなデザインが……(笑)

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物議をかもしたあの企画も!

物議をかもしたあの企画も!

KAT-TUNの楽曲を“リミックス”して笑いを誘うなど、基本的に「ユル笑い」が魅力だが、後半ではアイドル&アーティストとしてのカッコよさが際立たせ、最新テクノロジーを用いた映像と生身の動きとのコラボで披露する“影絵”は圧巻の一言。客席の上空も使って観る者を何度も驚かせていた。

歌詞も出ます。取材陣から笑い声が起きていました。

歌詞も出ます。取材陣から笑い声が起きていました。

ゲネプロ終了後に行われた会見で、中丸は今回のステージの構想は前回の「2」の途中から考えだしていたことに触れ、今回の「3」を上演しながら、さらに次回作についてスタッフと考え始めている事を口にした。舞台で披露するネタは「まったく関係ない映画やイベントなどを観ている時に思い浮かんだりする」と語る中丸に「(ピン芸人の技を競う)『R-1ぐらんぷり』に出場できるのでは?という話が振られると「いやいや畏れ多い。芸人さんは凄いですからね。ジャニーズの中でやる『J-1ぐらんぷり』ならやってみたいですね」と口に。そこで『J-1ぐらんぷり』なら誰が出そうかと話が広がると「TOKIOの(国分)太一くんやイノッチ(V6の井ノ原快彦)が出そう」と話術に長けた先輩の名前が。「でも先輩だと僕が気を遣うので後輩だけで大会をした方がいいですね。僕が勝ちたいのでネタのセンスのなさそうな後輩を集めて……」と本音を漏らし笑いを誘っていた。

「特に注目してほしいのはラスト。ジャニーズのショーいうのは最新のテクノロジーを用いたパフォーマンスが魅力だと思うが、1~2か月くらいずっとその事ばかり考えて頭が枯れそうになった。最初のアイディア出しはスムーズだったが後になるにつれ細かい調整が大変で。例えば紗幕を使う場合、煙を発生させると途中の光が見えてしまう、またレーザーを使いたい場合は煙を充満させないとならないとか……やりたい事を全部実現するためのパズル的な作業が大変でした」と企画者であり演出家でもあるが故の苦悩を語った。また中丸はグローブ座ならではの張り出し舞台を円筒状の客席が囲む構造にも注目しており「ステージ前の2階と3階までの空間がもったいない。上手く使いたい」という考えから今回の演出に至ったアイディアにも触れていた。

蝶ネクタイも全部☆柄です!

蝶ネクタイも全部☆柄です!

またもう一つの注目ポイント「ブラホック外し」については「ちょうど番組で披露した事にこの舞台の企画を考えていたので、作家さんなどスタッフがやろうと言い出して……僕の意志ではないです。変態じゃないですよ!」と強調。続けて「最近このコーナ―がある事で友人や親を舞台に呼びづらくなったんです。こいつ何をやってるんだと思われそうで」と苦笑いを浮かべていた。

取材・文・撮影=こむらさき

公演情報

『中丸君の楽しい時間3』
■日程・会場:2019年3月2日(土)~24日(日)東京グローブ座
■構成・演出:中丸雄一
■出演:中丸雄一
■公式サイト:https://www.tanoshii-jikan.com

 
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