『日本・ポーランド国交樹立100年記念 ポーランド・ポスター展』が神奈川県立近代美術館 葉山で開催

2019.4.6
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ユゼフ・ムロシュチャク《ボリス・ゴドゥノフ》1959年デザイン、1969年印刷 神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

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『日本・ポーランド国交樹立100年記念 ポーランド・ポスター展』が、2019年4月6日(土)〜6月23日(日)まで、神奈川県立近代美術館 葉山にて開催される。

ユゼフ・ムロシュチャク《言葉とイメージ ニューヨーク近代美術館コレクション・ポスター展覧会》1971年 神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

20世紀のデザイン史に揺るぎない位置を占める「ポーランド派ポスター」。それは、ワルシャワ美術アカデミーで教鞭を執ったユゼフ・ムロシュチャク(1910-1975)とヘンリク・トマシェフスキ(1914-2005)というポーランド・ポスターの双璧と彼らの教え子や、その周辺のグラフィックデザイナーたちが、1950年代後半から1970年代にかけて制作した映画、演劇、音楽、サーカスなどのデザイン性に優れたポスターを指す。

マチェイ・ウルバ二ェツ《サーカス》1970年 神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

当時のポーランド人民共和国は、共産主義の統一労働者党の一党独裁と経済的な低迷の時代だったが、グラフィックデザイナーたちは、逆に商業主義にとらわれない創造性に溢れるポスターを制作し、ポーランドのみならず世界中のグラフィックデザインに大きな影響を与えた。

マチェイ・ウルバ二ェツ《ABC abc》1972年 神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

神奈川県立近代美術館は、日本ではいち早く、1975年と1980年に旧鎌倉館でポーランドのポスターを紹介する展覧会を開催し、その際、ポーランド政府から寄贈された1960年代と1970年代を中心とするポスター290点を所蔵している。この度、ワルシャワ国立美術館の分館であるヴィラヌフ・ポスター美術館の協力を得てそれらを改めて調査整理し、日本とポーランドの国交樹立から100年となる今年、ポーランド・ポスターを代表する14作家(1デザインチームを含む)176点を展覧する。

レシェク・ホウダノーヴィチ《ベルトルト・ブレヒト 男は男だ》1975年 神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

ヤン・ムウォドジェ二ェツ《ピランデルロ すべて前よりよし》1973年 神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

ヴァルデマル・シフィエジ《ジミ・ヘンドリックス》1974年  神奈川県立近代美術館蔵 photo by(C)市瀬真以

イベント情報

日本・ポーランド国交樹立100年記念 ポーランド・ポスター展
会期:2019年4月6日(土)〜6月23日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室2・3
開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)
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