舞台『ビビを見た!』、赤と緑が印象的なメインビジュアル&公演詳細が解禁
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KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて、大海赫原作の絵本「ビビを見た!」が松井周上演台本・演出で舞台化される。7月上旬上演と発表されていたが、この度、公演詳細&メインビジュアルが解禁となった。
本公演の原作は、幻の童話作家と言われた大海赫の絵本。よしもとばななやAmazonのカスタマレビューで星4.9をつけられた作品だ。演出を務める松井が長年あたためていた原点ともいえる絵本で、彼は本作で描かれるパニックに陥った社会・集団心理の中に、今の全体主義的な社会風潮へつながる予兆を感じている。社会へ一石を投じる本作を松井はどのように舞台化するのか、期待が高まるばかりだ。
原作絵本
出演には、若手俳優として注目を集める岡山天音・石橋静河をはじめ、個性派俳優が集結。鮮明な存在感と確かな演技力からドラマ・映画に引っ張りだこの岡山天音はこの作品で本格的な演劇作品としては、初舞台となる。映画「夜空は最高密度の青色だ」、「きみの鳥はうたえる」など、注目作品のヒロイン役を演じ、実力派若手女優として確固たる存在感を放つ石橋静河は緑色の少女「ビビ」を演じる。二人を取り巻くのは、元宝塚トップスターの樹里咲穂、舞台を中心に多岐に活躍する久ヶ沢徹、個性的な演技で注目をあつめる瑛蓮、師岡広明。またオーディションを経て新たに6人の出演者が決定。いずれも、無二の個性で注目を集める俳優が集まった。
スタッフにはベルリン在住のファッションデザイナー濱田明日香(TERIACA)がはじめて舞台衣装を手がけ、照明デザインにはフィリップ・ドゥクフレ作品などで照明デザインを手がけるYoann Tivoliが参加。アーティスティックなスタッフのクリエーションにも注目だ。
(左から)岡山天音、石橋静河、樹里咲穂、久ヶ沢徹、瑛蓮、師岡広明
そんな本公演のメインビジュアルは、主人公ホタルを演じる岡山が「赤」、ビビを演じる石橋が役柄と同じ「緑」の衣裳をまとい、原作絵本のようなカラフルなビジュアルの中で印象的な姿をみせている。
チラシ裏
本公演は2019年7月4日(木)〜7月15日(月・祝)KAAT 神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて上演されるので、チェックしてみてはいかがだろうか。
盲目の少年・ホタルに「7 時間だけ見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえた。
ホタルの目が見えるようになると同時に、まわりの人は光を失ってしまう。母も猫も、町の人も……。
突如、町が正体不明の敵に襲われると警報がながれ、人々はパニックに陥る。 盲目になった母と逃げるために列車に乗り込こむホタル。
そこで、ホタルはやぶれた美しい羽と触覚を持った緑色の少女ビビと出会う。
天真爛漫で無邪気なビビに手を焼きながら、一緒にいるホタル。 ホタルたちの乗った列車を謎の巨人・ワカオが追いかけてくる……。
公演情報
場所:KAAT 神奈川芸術劇場 <大スタジオ>
原作:大海赫
上演台本・演出:松井周
出演: 岡山天音 石橋静河 樹里咲穂 久ヶ沢徹 瑛蓮 師岡広明
大村わたる 熊野晋也 岩岡修輝 長尾純子 中島妙子 小林風花