セロ、ワールドツアー初日の現場から感動のレポート
感動の現場からコメント到着
先日もSPICEのインタビューに気さくに答えてくれたスーパーマジシャン、セロ。
彼の新作ショーである『THE SECRET』が先日初日を迎えた。
インタビューでも「テクニックではなく、感動と驚きを伝えたい」と語ってくれたセロの新作ツアーは驚きと感動の連続、会場に足を運んだ特派員からの速報コメントが届いたのでお届けする。
「マジックで、人に笑顔を与えたい、人をつないでいきたい。」一つ一つの見せ場が終わるたび、セロは話す。
マジックはエンターテインメントとしてのツールで、伝えたいことは人の心の奥底に向いている。そうは言っても、ツールとしてのマジックは、もちろん徹底的に趣向を凝らした内容となっていた。今の自分を形成する端緒となったストリート・マジックをはじめ、セロの代表作かつさらに進化している、パネルの向こうからハンバーガーやジュースを作り出すバーガーショーなど、披露するたびに客席中にどよめきや歓声が飛ぶ。
何度となく客席中を練り歩き、観客の目の前でもマジックをする。子供も大人も大興奮だ。更に、日本の和を意識した新作もあり、見ごたえ十分の、あっという間の二時間強であった。
生のステージだからこその緊張感と、マジックが成功したときに客席が一気にどよめく瞬間は筆舌しがたい。自ら15周年の集大成のパーティーへようこそ!と語るが、それにふさわしい内容となっていた。
是非大切な人と見てほしいと思え、見終わった後、人とたくさん話したい気持ちになる。
いつの間にか、セロが意図した「人をつなぐ」という気持ちになっていて、これもセロが仕掛けたマジックだと思うと、セロのマジックであれば、一生騙されてもいいかもしれない、と思えた。とにかく観客を徹底的におもてなししようとする究極のエンターテインメント性と、ショーからにじみ出るセロ自身の人柄の良さが印象的な公演であった。
東京公演は15日まで、何度でも見たくなるセロの「サプライズ」を体験したい。