尾上右近・尾上眞秀による歌舞伎座『四月大歌舞伎』夜の部『連獅子』 これまでにない斬新なコンセプトの特別ビジュアルが公開
『連獅子』特別ビジュアル
2026年4月歌舞伎座『四月大歌舞伎』(2日初日~27日千穐楽)夜の部にて、歌舞伎舞踊の大曲『連獅子(れんじし)』が上演される。この度、公演に先立ち、特別ビジュアルが解禁となった。
『連獅子』の前半は、二人の狂言師が手獅子を携え、霊獣の獅子が我が子を谷底へ蹴落として自力で這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せ、クライマックスには獅子の精が勇壮かつ華麗な毛振りを披露する人気作。2024年に尾上右近自主公演「研の會」にて同配役で共演し、好評を博した尾上右近と尾上眞秀の二人が、満を持して歌舞伎座で初めて勤める。
尾上右近
尾上眞秀
公開された特別ビジュアルには、右近扮する狂言師右近と眞秀扮する仔獅子の精の姿が、黒い背景にくっきりと浮かび上がる。「獅子の子落とし」伝説を物語る狂言師右近の視線には厳しくも温かい親の情愛が宿り、仔獅子の精の勇ましい姿には真っすぐなひたむきさが滲む。舞台上では決して交わることのない2役が寄り添うというこれまでにない斬新なコンセプトでありながら、能をもとにした「松羽目物」ならではの厳かな品格と、作品が描く“親子の愛”が凝縮されたビジュアルとなった。
本公演に向けて新たに撮り下ろされたスチール写真はカメラマン渞忠之撮影、特別ビジュアルは墨絵師・東學がデザインを手がけた。
実際の親子での上演も多い作品だが、「この2人だからこそ出せるカラーを追求できたら」と語る右近が、眞秀と二人で臨む名作『連獅子』に期待しよう。
公演情報
『四月大歌舞伎』
■日程:2026年4月2日(木)~27日(月)[休演]10日(金)、20日(月)
■会場:歌舞伎座
■会場:歌舞伎座
■演目:
昼の部(午前11時開演)
昼の部(午前11時開演)
一、廓三番叟(くるわさんばそう)
大尽:中村梅玉
傾城:中村福助
大尽:中村芝翫
太鼓持:中村橋之助
同:中村福之助
同:中村歌之助
新造:中村莟玉
同:中村玉太郎
番新:中村歌女之丞
同:中村梅花
手代:中村松江
亭主:中村東蔵
傾城:中村魁春
通し狂言
梅照葉錦伊達織
二、裏表先代萩(うらおもてせんだいはぎ)
序幕 花水橋の場
二幕目 大場道益宅の場
三幕目 足利家御殿の場
同 床下の場
大詰 問注所小助対決の場
控所仁木刃傷の場
下男小助/乳人政岡/仁木弾正:八代目尾上菊五郎
倉橋弥十郎/細川勝元:中村勘九郎
下女お竹:中村七之助
沖の井:中村時蔵
足利頼兼:中村歌昇
荒獅子男之助:中村萬太郎
渡辺民部:尾上右近
絹川谷蔵:中村種之助
山中鹿之助:中村歌之助
千松:中村秀乃介
鶴千代:尾上琴也
家主茂九兵衛:中村吉之丞
道益弟宗益:市村橘太郎
横井角左衛門:坂東彦三郎
渡辺外記左衛門:河原崎権十郎
栄御前:市村萬次郎
大場道益/八汐:坂東彌十郎
夜の部(午後4時30分開演)
一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
十種香
息女八重垣姫:中村時蔵
腰元濡衣:中村七之助
原小文治:中村歌昇
白須賀六郎:中村萬太郎
長尾謙信:中村芝翫
花作り簑作実は武田勝頼:中村萬壽
河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
二、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精:尾上右近
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上眞秀
浄土の僧遍念:中村歌之助
法華の僧蓮念:中村福之助
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上眞秀
浄土の僧遍念:中村歌之助
法華の僧蓮念:中村福之助
井上ひさし 作「手鎖心中」より
小幡欣治 脚本・演出
大場正昭 演出
三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)
中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候
小幡欣治 脚本・演出
大場正昭 演出
三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)
中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候
栄次郎:中村勘九郎
三浦屋帚木:中村七之助
おすず:八代目尾上菊五郎
大工清六:中村橋之助
栄次郎妹お琴:中村玉太郎
番頭吾平:市村橘太郎
佐野準之助:片岡市蔵
伊勢屋太右衛門:市村萬次郎
太助:中村芝翫