映画『鉄男』生誕30周年記念!シリーズ3作の“極上音響”上映が決定 塚本晋也監督、田口トモロヲらによるトークショーも
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(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER (C)1993 TOSHIBA-EMI, KAIJYU THEATER (C)TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009
映画『鉄男』の生誕30周年を記念した“極上音響”上映が、5月11日(土)から3週間にわたり、東京・立川シネマシティで行われることが決定した。
『鉄男』は、『斬、』『野火』などで知られる塚本晋也監督による1989年製作の映画。会社員として生活していた男が、ある日突然全身を金属に侵食される謎の症状に悩まされ、変化の末に“やつ”と対峙するサイバーパンク・ホラーだ。塚本監督が脚本、撮影、特殊効果、美術、照明、編集も担当した同作は、第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞。その後もマーチン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノ、ダーレン・アロフノスキーらの支持を得るなど、国内外に影響を与えるカルトエンタテインメントムービーとなった。
『鉄男』 (C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』 (C)1993 TOSHIBA-EMI, KAIJYU THEATER
『鉄男 THE BULLET MAN』 (C)TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009
今回の記念上映では、シリーズ第1作の『鉄男』(89)、第2作『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』(92)、全編英語の第3作『鉄男 THE BULLET MAN』(09)を、各1週間ずつ上映。すべての作品が今回の上映のために“極上音響”に調整されているという。なお、『鉄男 THE BULLET MAN』のエンディング曲はナイン・インチ・ネイルズが書き下ろしたバージョンと、2017年末に亡くなった石川忠さんが担当したバージョンが存在するが、今回は“石川忠バージョン”が上映される。
また、各上映の初日には、上映後にキャストと塚本監督のトークショーを実施。『鉄男』、『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』の上映初日である5月11日には、主演の田口トモロヲと塚本監督が登壇。『鉄男 THE BULLET MAN』の初日には、エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、塚本監督が登壇する。
会場では、『鉄男』30周年を記念した4種類のTシャツを販売。また、「遠方の方にも、一緒に30年を盛り上げていただけるよう」との配慮から、ネットショップでの販売も行われる。購入は、こちらから。
30周年記念上映決定を受けた、塚本監督のコメントは以下のとおり。
塚本晋也(監督)
平成の幕開けとともに誕生した『鉄男』。節目の年に30年を迎えました。映像と音響でライブハウスにいるような感覚で体感してもらいたいと願って作った映画です。今回の立川シネマシティでの極上音響上映は、『鉄男』にとっての大きなひとつの達成になると思っています。30年を記念して、そして未来にも広がっていくよう最高の環境で観ていただけるよう企画しました。この機会に、『鉄男』を直に感じていただければ、と思います。