馬場ふみかと小島藤子が惹かれ合うドラマ『百合だのかんだの』配信へ 脚本・野島伸司氏「女子がトイレに手を繋いでいくことの延長」
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(C)フジテレビ
FODオリジナル連続ドラマ『百合だのかんだの』がフジテレビの動画配信サービスFODにて、5月24日(金)から配信されることが決定した。
FODオリジナルドラマ『百合だのかんだの』は、偶然再会した女性二人が、友情や親友という言葉だけではくくれない関係に発展し、やがてお互いを想いあう献身的な姿を描いた作品。脚本を、FODオリジナル連続ドラマ『パパ活』『彼氏をローンで買いました』の野島伸司氏が担当し、主人公・篠原百合役を馬場ふみか、親友・二宮海里役を小島藤子がそれぞれ演じる。
(C)フジテレビ
物語は、大学生の篠原百合(馬場ふみか)がストーカーに悩まされているところから始まる。自宅の郵便ポストに使用済みのティッシュが入っているなど、執拗な嫌がらせが続き、百合は引っ越しを決める。不動産会社で新しい物件を紹介してもらっていると、女性社員・二宮海里(小島藤子)から「百合ちゃん」と呼びかけられ、小学校時代の同級生だと告げられる。百合は、当時ジュニアアイドルだった海里のことを思い出し、お互い手を合わせハグするなど再会を喜ぶ。しかし、海里の言葉やハグの長さなど、節々に感じる再会以上の何かに、百合は少し違和感を覚えるという。
馬場ふみか演じる主人公・篠原百合は、海里に少しずつ惹かれていく大学生という役どころ。小島藤子の演じる二宮海里は、美しく妖艶で、どこか影がある女性。制作サイドによれば、「気軽に視聴いただけるようにコミカルに描かれるシーンが多いのですが、多様性が求められていく現代で、異性では理解し得ないことも同性ならば自分を無条件でわかってもらえる、同性同士・友人同士で生きていくという新しい考え方について提案いたします」と、作品について説明している。
馬場ふみか(篠原百合役)
今回この役を演じるにあたって、まず野島さんの脚本ということがとても嬉しかったです!FODで配信している『彼ロン』『パパ活』はお話をいただく前から見ていて、野島さんの作品は会話のテンポ感が特徴的で面白いなと思っていました。そして、台本をいただいて、野島さんの感覚がめちゃくちゃ若いと感じました。女の子が大学でしゃべっているシーンがとてもリアルで、お互い通じ合っている感覚で不思議な会話が成り立っていきます。
私は基本男性が好きですが、女友達との距離感がとても近くて一緒に歩くときは腕を組みますし、ふざけてキスをしたこともありますので作品にはものすごく共感できました。女性を好きになる気持ちは自分の中にもあると思うし、誰しもふとした瞬間にそれが訪れるかもしれません。この作品は、今の時代だからこそナチュラルに受け入れてもらえるドラマなのではないかと思います。同世代の方だけではなく幅広い世代の方にも見ていただきたいです!
小島藤子(二宮海里役)
初めて脚本を読ませていただいた時にこりゃすごいぞと思いました(笑)今まで演じた事のないキャラクターだったので自分で本当に大丈夫か?と不安もありましたが馬場さんの美しさと魅力に引き込まれすんなり海里になれた気がします、楽しい時間でした。と言いつつ観て下さった方々がどんな反応をするのか今からドキドキです…楽しんで観ていただけたら幸いです。
野島伸司(脚本)
今回の作品については、女性同士の恋愛を描くつもりは全くありませんでした。離婚や仕事で忙しく彼氏を作らない女性が増えている中で、最後には女性同士で一緒に暮らそうなど、男女の関係が限界にきているように感じます。本質的には分かり合えない、生き物が違うものといるより、分かり合える種族と一緒にいた方が有意義じゃないか。女子がトイレに手を繋いでいくことの延長であり、イイ男がいたらみんなで共有するくらいあってもいいんじゃないかと思います。
キャスティングについては、作品柄からも難航することは容易に考えられたので、馬場ふみかさん、小島藤子さんがこの役を受けてくれたことに感謝しています。二人には借りができました(笑)