宝塚歌劇宙組トップスター・真風涼帆がカリスマ詐欺師役でダンディな魅力を発揮『オーシャンズ11』

2019.4.20
レポート
舞台

ミュージカル『オーシャンズ11』 撮影=田浦ボン

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宝塚歌劇宙組公演のミュージカル『オーシャンズ11』が4月19日(金)、兵庫県・宝塚大劇場で開幕した。

■ミュージカル『オーシャンズ11』<脚本・演出/小池修一郎>

●世界中で大ヒットした人気映画、宝塚歌劇で3度目のミュージカル化!

各国で大ヒットを記録したハリウッド映画『オーシャンズ11』を2011年、宝塚歌劇が星組公演において世界で初めてミュージカル化。2013年には花組が再演し、3度目となる今回は宙組が同作に挑んだ。

刑務所から仮釈放されたカリスマ詐欺師、ダニー・オーシャン。彼は、最愛の妻・テスを追ってカジノの街・ラスベガスへたどり着く。しかしテスは、ダニーが詐欺師とは知らされずに結婚し、彼の逮捕によってショースターとしての夢が一度潰えたことから、夫婦関係を一刻も早く解消したいと考えていた。そんな彼女の新しい恋人は、ホテル王のテリー・ベネディクト。エコロジーを掲げる良心的な実業家として支持を集めるベネティクトだが、実は冷酷非道な一面の持ち主。その恐ろしい素顔を知るダニーは、仲間たちとともに、ベネティクトが経営するカジノホテルを狙い、金庫破りを計画する。

詐欺師として、様々な嘘を並べて生きてきたダニー。だが、テスへの愛情には偽りはなく、どれだけ拒否されても本心をぶつけ続ける。そして彼女もまた、不信感を強く抱きながらも彼への想いを引きずってしまう。奇想天外かつ大胆な強盗計画を10人の仲間たちと実行する展開と、テスとの関係性がスリリングに描かれる。

真風涼帆が“オーシャンズ”を率いる天才詐欺師役で存在感を発揮

ミュージカル『オーシャンズ11』 撮影=田浦ボン

ダニー役は、2011年の新人公演で同役をつとめた宙組トップスター・真風涼帆。くせ者揃いの窃盗団「オーシャンズ」を率いる頼れるリーダーのダニーを華々しく、そしてダンディに演じている。ダニーの親友・ラスティー役には同じく2011年の新人公演で同役をつとめた芹香斗亜。幼馴染で気のおけない間柄のダニーとのやりとりが見応え十分。テス役には、宙組トップ娘役・星風まどか。ダニーに愛想をつかせながらも感情を断ち切れないという複雑な心情を表現している。

尚、本公演は、第105期初舞台生のお披露目公演となる。

ミュージカル『オーシャンズ11』は5月27日まで宝塚大劇場にて、東京宝塚劇場では6月14日から7月21日まで開催される。

公演情報

宝塚歌劇 宙組公演 ミュージカル 『オーシャンズ11』
OCEAN’S ELEVEN and all related characters and
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(c) Warner Bros. Entertainment Inc.(s19)
脚本・演出/小池 修一郎
 
主演:真風 涼帆、星風 まどか

<兵庫公演>
■日程:2019年4月19日(~ 5月27日(月)
■会場:宝塚大劇場(兵庫)
<東京公演>
■日程:2019年6月14日(金)~ 7月21日(日)
■会場:東京宝塚劇場(東京)