満島ひかり、坂口健太郎ら出演の『お気に召すまま』 官能と性のカオスを表現したメインビジュアルが公開
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2019年7月30日(火)~8月18日(日)に東京芸術劇場 プレイハウス、その後、豊橋、新潟、兵庫、熊本、北九州にて上演される、舞台『お気に召すまま』のメインビジュアルが解禁された。
本作の演出を手掛けるのは、気鋭の若手演出家・熊林弘高。彼はこれまで、小劇場規模の作品を主に演出し、2016年には800席超のプレイハウスでの初演出となったチェーホフ作の『かもめ』を上演、広い空間を効果的に使い、非常に挑戦的かつ魅力的な作品に仕立て、高い評価を得た。熊林は自身2度目のプレイハウスで、初のシェイクスピア作品となる恋愛喜劇「お気に召すまま」に挑む。
公開されたメインビジュアルは大樹のなかに潜む出演者たちの姿。熊林は、物語の舞台となっている“アーデンの森”を、今回は人間のあらゆる性的欲望がうごめく暗闇と解釈しSTORYを展開。厳格な規範に縛られた宮廷生活を離れたこの森が、官能と性のカオスと化していく。
出演するのは、2016年に熊林と組んで臨んだ『かもめ』のニーナ役では、自分の中のありったけを集めて演じたいと語り、見事に舞台で輝いてみせた満島ひかり。今回演じるのは、坂口健太郎演じるオーランドーと恋に落ち、伯父である侯爵から追放されてしまうロザリンド。オーランドーの命を狙う実の兄オリヴァーに熊林作品で初舞台を踏み、4年ぶりに姉弟共演となる満島真之介、ジェイクイーズに2017年に『アザー・デザート・シティーズ』で熊林作品に初参加した実力派若手俳優の中村蒼、召使のタッチストーンに熊林作品初参加の温水洋一、ロザリンドの従妹で新公爵の娘シーリアを中嶋朋子が演じる。
またこの度の上演で、年齢や性別を大胆にひねったシェイクスピア上演史上にも珍しい大胆な配役となった。萩原利久演じる羊飼いのシルヴィアスが恋するフィービーを演じるのは広岡由里子、そして、碓井将大演じるウィリアムが恋するのはなんと小林勝也が演じるオードリーと、予想もつかないカップリングだ。存在感ある個性派から熊林作品初参加のフレッシュなメンバーで贈る、これまでに見たことのない本作に期待しよう。