KAAT×地点の共同制作第9弾『シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!』開幕~演出・三浦基「移動していくこの演劇で新鮮な観劇体験をしてください」

2019.5.28
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舞台

撮影:寺司正彦

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2019年5月27日(月)KAAT神奈川芸術劇場にて、KAAT×地点共同制作第9弾『シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!』が開幕し、舞台写真、演出の三浦基よりコメントが届いたので紹介する。

本公演は太宰治原作『グッド・バイ』に続き、三浦が敬愛する作家の作品をコラージュしたもの。チェーホフの『三人姉妹』に出てくる「モスクワへ!モスクワへ!モスクワへ!」というセリフのパロディからタイトルをとっており、物語はチェーホフが1890年にシベリア横断をしてサハリン島まで行く旅の過程で書いた手紙や、それに纏わる短編小説『シベリアの旅』などを元にしている。

撮影:寺司正彦

三浦基(演出)コメント

今回の作品はいつも上演しているチェーホフとは違う形のコラージュ作品なので、お客様からも新鮮に受け止めていただいている感じが伝わってきました。チェーホフは、ヨーロッパの作家とは違うロシアの文豪で、ロシアは意外と見えにくい国柄ですが、実は隣国ですごく近しい存在であり、一方で距離感が急に広がったりする奇妙な存在だということを改めて感じています。今回シベリアを題材にすることで、モスクワやサンクトペテルブルグで書いてるようなチェーホフとは違う雰囲気を新しく感じることができて、改めて興味深い作家だと思いました。移動していくこのルポルタージュ演劇『シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!』でぜひ新鮮な観劇体験をしていってください。

撮影:寺司正彦

本公演は2019年5月27日(月)~6月2日(日)、7月13日(土)~16日(火)までKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオにて上演される。

公演情報

KAAT×地点共同制作第9弾
『シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!』

 
テキスト:アントン・チェーホフ
ドラマトゥルク:高田映介 監修:窪田史恵
演出:三浦基
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、小林洋平、田中祐気
 
【公演日程】
2019年5月27日(月)〜6月2日(日)
7月13日(土)〜16日(火)
会場:KAAT神奈川芸術劇場
 
公式サイト:https://www.kaat.jp/ 
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