岡崎体育が“7年間夢見てきた”ワンマンコンサート 集まった18,000人に「人生最良の日になりました」
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JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」
岡崎体育のワンマンコンサート『BASIN TECHNO』が、6月9日(日)に埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて開催された。
岡崎体育は、デビュー前から7年もの間この日のコンサートを「自身の夢」と公言してきた。会場には、18,000人の観客が集結。岡崎体育自ら行った場内アナウンスに、会場はすでに盛り上がりを見せて、観客は今や遅しと開演を待ちわびていた。すると場内が暗転し、この日の為に用意された「Overture」が鳴り響く。
JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」
ステージ前に垂らされた白い幕に、岡崎体育のシルエットが大きく映し出される。胸にお馴染みのロゴマーク“BASIN TECHNO”の文字がレーザーで照射されると、観客は大興奮。音に合わせて幕が切って落とされ、「岡崎体育です、宜しく!夢叶えに来ました!」との叫びから、1曲目「Open」がスタートした。煌びやかな照明、レーザー、S席に供されたお土産のフリフライトによるド派手な演出が“アリーナモード”を実感させる。続く「R.S.P」は、観客とジャンケンして岡崎体育に勝った者だけが一緒に踊れるという、フェスでお馴染みのライブ曲。この時点で、会場は早くも一体感に包まれていた。
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ここで、岡崎体育が初のMC。「僕が事前にメディアで公言していた“会場に入った段階で3つ面白いことがある”の答え合わせをしたいと思います」と切り出し、本人の解説で「花道がとてつもなく細い」、「センターステージの飾りがエノキ」と、ステージ上のスクリーンでネタ明かしが行われる。そして、最後の「会場の運営スタッフに藤木直人さんが紛れ込んでいる」というサプライズには、会場から大きなどよめきと驚きの声が鳴り響いた。
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藤木の登場は、共通の知り合いである音楽プロデューサーの紹介で実現。岡崎体育は、「ステージ最前列でフェンスをおさえていました」という藤木を、ステージ上で改めて紹介。藤木も今年デビュー20周年の節目を迎えたことを報告し、(岡崎体育と同じ)「僕もバンドじゃなくてソロです。バンドさまーみろ!」とのやり取りで、観客をわかせた。
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ここからは「感情のピクセル」「からだ」「FRIENDS」といった代表曲を次々とパフォーマンス。しかし、この日初披露となった新曲「Naked King」は、本人がステージ上で踊り、熱唱する“姿”だけのサイレント・パフォーマンス”に。スクリーン上には「心のキレイな方のみ聴き取れる周波数でパフォーマンスしております。」との注釈が添えられ、前代未聞の奇曲で観る者を戸惑わせた。
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「岡崎体育とバーチャル食事デート体験」が楽しめる幕間映像を挟み、コンサートは2部に突入。スクリーンには、先日公開されたばかりの“岡崎体育÷JINRO”名義の新曲「今宵よい酔い」のミュージックビデオが流れる。イントロにあわせておよそ100kgはあるだろうと思しき巨漢が、ハーネスに吊られてスクリーン裏から登場し、観客の度肝を抜いた。
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岡崎体育は、平均台のような花道を通ってセンターステージに移動。リフターを使用するも全く歌詞が出てこないというネタ曲「Voice of Heart」を挟んで、ポップアップからステージ上唯一のお友達としてファンに絶大な人気を誇る、ペンギンの“てっくん”が1部(「FRIENDS」)に続いて再登場した。岡崎体育は、この日てっくんがソニーミュージックよりメジャーデビューしたことを発表し、デビュー曲「フェイクファー」を初披露となるミュージックビデオとともに届けた。
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「なにをやってもあかんわ」(3rdアルバム『SAITAMA』収録)のミュージックビデオ(幕間映像)を経て、本編は第3部に突入。ライブ曲でお馴染みの「Stamp」にのせて、岡崎体育がステージ下手より原付バイクに乗って勢いよく登場した。ヘルメットを着用したまま後半戦に向けて観客を煽り、「今からみんなの近くに行くからね~」との言葉を残し原付バイクでステージを後に。すぐさまステージ下手より、アイドルのアリーナコンサートでお馴染みのトロッコに乗って登場。派手な電飾に彩られたトロッコに乗り、“トロッコ曲なのに初披露曲”な「トロッコにのって」を歌唱した。これまた初披露となる「オーディオコメンタリー」では、後日発売されるであろうこの日の映像商品を見越し、本人による副音声を聞かせるシュールなネタで盛り上げる。
JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」
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そしてコンサートはいよいよ佳境に。TVアニメ『ケットモンスター サン&ムーン』テーマソングメドレーを熱唱し、最後は「The Abyss」で感動的なフィナーレを迎えた。
アンコールでは、「鴨川等間隔」と、この日の為にずっと歌わずにいたという、デビューアルバム『BASIN TECHNO』の最後を飾る「エクレア」を切々と歌い上げた。さらに、ダブルアンコールに応え、岡崎体育は再びステージに登場。この日の最後に選んだ曲は「Explain」だった。「この場をもって最後になるこの曲で、バチバチに盛り上がって終わりたいと思います」との曲フリから、「いつかはさいたまスーパーアリーナで口パクやってやるんだ 絶対」という歌詞通り、さいたまスーパーアリーナでの“口パク”を有言実行し、自身夢のワンマン公演のパフォーマンスを締めくくった。
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その後、来年2月11日(火・祝)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)でワンマン公演を行うことも発表。“体育館”でのアリーナ公演に意欲を示すと、改めてトロッコに乗り込み、この日会場に詰め掛けた18,000人に感謝を伝え、「人生最良の日になりました」との言葉を残してステージを後にした。
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