尾藤イサオ、49年前の“ズル”を暴露!「レット・イット・ビー」
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「レット・イット・ビー」
ビートルズのトリビュートライブ、待望の再来日公演!
ウェスト・エンド、ブロードウェイをはじめ、世界中で100万人以上を動員している大ヒット作「レット・イット・ビー」の公演が11月18日から東京国際フォーラム ホールCで始まる。昨年、初来日公演を行った際にはリピーター続出の大人気となり、今回待望の再来日となった。
公演の見どころは、何といっても40曲にも及ぶビートルズの大ヒット曲の数々が、目の前で次々と再現される圧巻のステージ!このゲネプロが11月18日(水)初日の幕が開く直前に行われた。
ゲネプロでは、「Day Tripper」「Please Please Me」の2曲が披露。その後、館内ロビーにて会見が催された。
(左から)ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ&尾藤イサオ「レット・イット・ビー」
※本作ではビートルズの役を演じている役者の名前は非公表ということで、以下役名でレポートします。
今回の見どころを聴かれると“ジョン”は「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club BandとHey Judeかな。私たちにとって特別な曲です」とコメント。今回の上演では、日本武道館公演の模様も場面に追加しているそうだ。
演奏について大変だった点について話が及ぶと、“ジョン”は「Paperback Writerのハーモニーパートはすごく難しかったよ。とても高音でハモるんだから」と口にし、該当部分をその場で歌いだすと“ポール”や“ジョージ”“リンゴ”も自分らのパートを次々と歌いだす一幕も。
本日、記者会見のゲストとして登場したのは尾藤イサオ。尾藤は、ビートルズが武道館公演を行ったときに前座を務めた一人ということで、「もう考えてみたら49年、ほぼ半世紀前ですね」と語りながら、当時の秘蔵写真を披露。「誰が撮った写真かわからないのですが、ビートルズの前で座っている右側が僕、左側が内田裕也さん。コンサートのとき、武道館のアリーナは危険だからとお客を入れないで空けてあったんです。僕らは前座で出演したあと、本当は楽屋に帰らなきゃならないのに、ちょっとズルをしてこの場所で彼らの演奏を観ていたんです。5回のステージのうち4回はこの場所で。ジョージ・ハリスンがステージ上から手を振ってくれてね…」とマスコミもざわめくネタを披露。“ビートルズ”たちもその写真に食いつくように見入っていた。
演奏するビートルズの真正面に座る二人が尾藤イサオと内田裕也!!
尾藤が持ってきた写真を食い入るように見つめる“ビートルズ”たち
「約50年前のビートルズは羽田空港からヒルトンホテルまでの道路は警備がすごくて、エリザベス英女王が来るのと同じくらいの国賓待遇だったんです。ですが、ビートルズの皆さんはヒルトンホテルの1フロアを貸し切ってましたが、一歩も外に出られなかったんですよ」と当時を振り返る尾藤の話を、“ビートルズ”たちは興味深く耳を傾けていた。
なお、出演者自身にビートルズの楽曲でいちばん好きな曲を聴いてみたところ、
“ジョン”「In My LifeとHey Jude」“ポール”「全部好き!」“ジョージ”「Come TogetherとHere Comes the Sun」“リンゴ”「The Long And Winding Road」そして尾藤の好きな曲は「Mr. Moonlightとか…ロックンロールミュージックがいいですね!」とのこと。
「レット・イット・ビー」
「当時は僕らは日劇ウエスタンカーニバルというキャパ3000人のところでやっていたんですが、日本武道館というキャパ1万人のところで前座をやって、当時『お前たちに武道館で演奏をやらせるか』って批評家たちに言われたりしていたのですが(笑)、今日この場に呼んでいただいて嬉しく思っています」と尾藤が笑顔で語り、“ビートルズ”の4人の公演の成功を祈っていた。