演劇ユニット桃尻犬 新作本公演『山兄妹の夢』、6/30まで下北沢シアター711で上演中

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2019.6.29
「山兄妹の夢」舞台写真より

「山兄妹の夢」舞台写真より

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野田慈伸が主催する演劇ユニット、桃尻犬の新作本公演『山兄妹の夢』が2019年6月26日(水)~30日(日)まで、下北沢シアター711で上演中だ。本作品は、実在の事件に発想を得て兄妹の「夢」と「喪失」を描いている。山と山小屋を舞台に抽象的な空間で過去と現在、夢と現実、そしてそれぞれの恋愛模様が交錯し観客を翻弄する。演劇ならではの演出方法で観客の想像を超えたラストが待ち受けているという。

キャストには、シベリア少女鉄道をはじめ、あまたの人気劇団に客演し、映像作品にも多く参加しているデス電所の浅見紘至、舞台や映画、ドラマなどでもバイプレイヤーとして活躍を光らせる尾倉ケント、特徴的な声と確かな存在感で小劇場界を渡り歩いた片桐はづき、桃尻犬には2度目の出演となるクロムモリブデンの小林義典など、実力確かな小劇場の中堅俳優を集め、片桐美穂、日野あかりといった若手実力派が花を添える。ろりえの徳橋みのりは桃尻犬へは4度目の出演となり、作・演出の野田からもまた桃尻犬を昔から知る観客からも確かな信頼のもと桃尻犬の世界を形づくっている。

公演は6月30日まで。当日券は全ステージ開演の45分前から劇場受付で発売(千秋楽公演は前売り完売)。

初日開幕後、作・演出を手掛けた野田慈伸よりコメントが届いたので紹介する。

野田慈伸(主宰・作・演出 )コメント

子供の頃、よく母親と友達の家族と一緒に六甲山に登ったことを思い出したり、その引っ越した友達と小学校6年生の修学旅行で、雨の金閣寺で再会した事を思い出したり、いろんな32年の思い出を引っ張り出しながら、この物語を書きました。

<あらすじ>
たかのり(成瀬正太郎)とナナ(徳橋みのり)の兄妹は、従兄である山岡拓真(浅見紘至)の家に身を寄せている。たかのりの彼女である藤巻塔子(片桐はづき)は、たかのりに自主性と計画性がないこと、そして「夢」がないことを責め、別れ話。「妹と喫茶店をやるのが夢だ」と嘘か本当かわからない夢を絞り出すたかのり。納得しかねる塔子。拓真の家族や、ナナの友人・吉田(廣川真菜美)、婚約者のクマザキ(小林義典)なども巻き込んで、物語は思わぬ方向へ向かう…。

【桃尻犬プロフィール】2009年に旗揚げした野田慈伸(のだ しげのぶ)が主宰する演劇ユニット。人間の悪意や杜撰さ、どうしようもなさ、人生のくだらなさ、つらさ、どうしようもなさ。それらをポップに楽しく、HAPPYに描く。野田は近年NHKドラマ『ちょい★ドラ2019~尽くす女~』の脚本や、映画『あの日々の話』(監督:玉田真也)に役者として出演など、外部活動も盛んだ。

公演情報

桃尻犬本公演「山兄妹の夢」

■公演日程:2019年6月26日(水)~30日(日)​
■会場:シアター711(東京都世田谷区北沢1-45-15) 上演時間:約95分
料金:全席自由/前売 3,300円 当日 3,500円 高校生 2,000​円
■予約・問い合わせ:momoziriken@gmail.com
URL:https://momoziriken.wixsite.com/momoziriken
■作・演出:野田慈伸 
■出演:浅見紘至(デス電所) 尾倉ケント 片桐はづき 片桐美穂 小林義典(クロムモリブデン) 佐藤有里子 日野あかり 廣川真菜美 徳橋みのり(ろりえ) 成瀬正太郎 野田慈伸

 

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