中村獅童、初音ミク、澤村國矢が『八月南座超歌舞伎』お練り&成功祈願で京都・伏見稲荷大社に登場「静かに観なくてもいい、手を叩いてほしい」

2019.8.5
レポート
舞台

『八月南座超歌舞伎』 撮影=田浦ボン

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8月2日(金)より京都・南座にて開催『八月南座超歌舞伎』のお練りと成功祈願祭が伏見稲荷大社でおこなわれ、中村獅童初音ミク、中村蝶紫、澤村國矢、中村獅一が同所をおとずれた。

『八月南座超歌舞伎』は、伝統ある歌舞伎と最新鋭のデジタル技術が融合した舞台。2016年よりニコニコ超会議(千葉県・幕張メッセイベントホール)で上演されており、5回目にして初の歌舞伎の劇場での公演となる。

伏見稲荷大社参道で実施されたお練りでは、日本人だけではなく海外の観光客も参道脇を埋め尽くす中、コスプレーヤーを率いて中村獅童初音ミク澤村國矢らが声援に応えながら歩いた。この日の京都は35度をこえる暑さとあって、額に汗を滲ませながら中村獅童が「歌舞伎とバーチャルが融合した新しい歌舞伎です。ぜひ劇場へ足を運んでください」と熱烈にアピール。

撮影=田浦ボン

続いて、本殿で成功祈願祭。その後千本鳥居前まで歩き、マスコミ向けのフォトセッション。京都の人気観光名所に突然、獅童が登場したことで、参拝客からも驚きの声があがった。

その後は社務所に移動して囲み取材に応じた獅童。お練りの感想について、「亡くなった母が伏見出身なので、(伏見稲荷大社には)幼少期によく来ていました。そんな思い出深い場所でお練りと成功祈願祭をさせていただけて嬉しかった」と喜んだ。

撮影=田浦ボン

5度目の共演となる初音ミクについては、獅童は「ミクさんはものすごく努力をしている。毎年、踊りも進化しているし、歌舞伎に馴染んでいる。我々が幼少期からやってきたことを、すぐにできるんですから。尊敬します」と絶賛。獅童は、初音ミクの口元に耳を近づけて「あまり褒めないでください、と言っています」と感想を代弁した。

撮影=田浦ボン

『八月南座超歌舞伎』は8月26日まで京都・南座で開催。獅童は「皆様で盛り上がってご覧いただきたいです。お子さまも一緒に、手を叩いてほしい。静かにしないでください(笑)」と超歌舞伎独特の楽しみ方を訴えた。

公演情報

南座新開場記念『八月南座超歌舞伎』
2019年8月2日(金)~26日(月)
 
【本公演】
  1. 超歌舞伎のみかた
  2. お国山三 當世流歌舞伎踊(いまようかぶきおどり)
    出雲のお国:初音ミク
    名古屋山三:中村獅童
  3. 今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)中村獅童・初音ミク宙乗り相勤め申し候
    佐藤四郎兵衛忠信:中村獅童
    初音未來/美玖姫:初音ミク
    初音の前:中村蝶紫
    青龍の精:澤村國矢
【リミテッドバージョン】
一. 今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)
   佐藤四郎兵衛忠信:澤村國矢
     初音未來/美玖姫:初音ミク
     青龍の精:中村獅一
   初音の前:中村蝶紫

口上 中村獅童 
 
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