成河&渡辺大知が主人公を二人で演じる、ヒロインには門脇麦 村上春樹原作小説の舞台化『ねじまき鳥クロニクル』
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(左から)成河、 渡辺大知、 門脇 麦 提供:ホリプロ
2020年2月上旬~3月1日、東京芸術劇場プレイハウスにて上演される『ねじまき鳥クロニクル』の出演者が発表された。本公演は村上春樹の代表的な同名タイトル長編小説の舞台化作品。
先日、イスラエルの奇才インバル・ピントと気鋭のアミール・クリガー、日本からは藤田貴大、大友良英といった、国内外のトップクリエイターがスタッフとして関わることが発表されていたが、この度、注目のキャストが決定した。
職無し、妻は失踪……人生行き詰まりの主人公・岡田トオルを演じるのは、演劇モンスターの異名をもつ成河。そして、映像を中心に俳優として目覚ましい活躍をみせる渡辺大知の二人。Wキャストではなく、二人で岡田トオルという人間の多面性を表現していく演出となる。そして、とある事情で不登校を続ける女子高生、笠原メイを演じるのは、ピュアさと色気を併せ持つ門脇麦。
また、本作の壮大な世界を舞台に立ち上げるため、銀粉蝶や吹越満、大貫勇輔、徳永えり、松岡広大、成田亜佑美、さとうこうじ、といった強烈な個性を放つ俳優陣が参加する。
さらに、インバル・ピント作品には欠くことのできないダンサー陣には、大宮大奨、加賀谷一肇、川合ロン、笹本龍史、東海林靖志、鈴木美奈子、西山友貴、皆川まゆむといった日本のコンテンポラリーダンス界を代表する強者が集まった。
注目したいのは、音楽も担当する大友良英と、イトケン、江川良子による生演奏。3人がつくりだすその時々の音が、本作において重要な役割を果たすことだろう。
提供:ホリプロ
成河 コメント
インバルともう一度作品創りをしたい、 特に初演となる作品のクリエイションに参加したいと常々思っていたので、 念願が叶ったという思いです。 そして僕は藤田貴大さんの作品のファンなので、 インバルの世界に彼が脚本・演出として携わることに、 大きな期待と未知への喜びを感じています。 今回の村上春樹さんの原作はとにかく大ボリュームで、 果てしない迷宮。 これはちょっと前人未到の演劇製作になるぞと武者震いをしています。
渡辺大知 コメント
壮大な精神世界を描いた「ねじまき鳥クロニクル」の舞台化に、 胸が熱くなっております。 出演させてもらえることを心から光栄に思います。 お話を頂いた時は、 あまりにも衝撃だったので嘘なんじゃないかと不安にもなりましたが、 自分なりにアイディアを出しながら使えるものを全部使って精一杯楽しんでやろうと思っております。 尊敬するスタッフ・キャストの方たちばかりなので、 皆さんと共に、 一筋縄ではいかない今作と闘えることにワクワクしています。 他の舞台作品では観られないものが観られると思うので、 ぜひ楽しみにしていてください!
門脇 麦 コメント
出演が決まってから心待ちにしていた作品がついに少しずつ動き始めています。 念願の初インバル作品。 初めて彼女の作品を観た時、 その吸引力に圧倒され、 いつかご一緒出来たらなとずっと思い続けてきました。 キャストとスタッフの皆様、 どこを見渡しても胸踊る方々ばかりで、 楽しみ以外の言葉が出てきません。 難解な原作ではありますが皆様と手を取り合い、 果敢に村上ワールドを彷徨いながら、 私たちのねじまき鳥を探せたら良いなと思っております。
公演情報
演出・振付・美術:インバル・ピント
脚本・演出:アミール・クリガー
脚本・演出:藤田貴大
音楽:大友良英
<演じる・歌う・踊る>
成河、 渡辺大知、 門脇 麦
大貫勇輔、 徳永えり、 松岡広大、 成田亜佑美、 さとうこうじ、 吹越 満、 銀粉蝶
<特に踊る>
大宮大奨、 加賀谷一肇、 川合ロン、 笹本龍史
東海林靖志、 鈴木美奈子、 西山友貴、 皆川まゆむ (50 音順)
<演奏>
大友良英、 イトケン、 江川良子
<東京公演>
時期:2020年2月上旬~3月1日
会場:東京芸術劇場プレイハウス
料金:S席 11,000円、 A席 8,500円(税込)
※本公演の
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協力:新潮社
後援:イスラエル大使館
作品公式Twitter:@nejimakistage
ホリプロ
(平日10:00-18:00 / 土曜10:00~13:00、 日祝・休)