METライブビューイング2019-20新シーズンの詳細が決定 藤村実穂子出演の『さまよえるオランダ人』も
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『トゥーランドット』 (C)Marty Sohl/Metropolitan Opera
メトロポリタン・オペラ(MET)の最新公演を映画館で上映するMETライブビューイング。2019年11月から2020年6月までに上映される2019-20シーズン全10演目の日本上映日が決定した。
シーズン最初の演目は、MET音楽監督ヤニック・ネゼ=セガン指揮の『トゥーランドット』。2019年11月15日(金)より、全国19館の映画館にて上映がスタートする。今シーズンには、MET初演や新演出の演目、30年ぶりに上演されるガーシュウィン『ポーギーとベス』(MET上演日:2020年2月1日(土)/日本上映日:2020年4月3日(金)~4月9日(木))、そして、メゾソプラノ・藤村実穂子が出演するワーグナー『さまよえるオランダ人』(MET上演日:2020年3月14日(土)/日本上映日:2020年5月8日(金)~5月14日(木))もラインナップに決定している。2019-20新シーズン全10演目と上映日は以下のとおり。
1.プッチーニ『トゥーランドット』 2019年11月15日(金)~11月21日(木)
MET音楽監督のヤニック・ネゼ=セガンが指揮するプッチーニの大人気作。METならではの豪華絢爛な舞台で、注目のドラマティックソプラノのクリスティーン・ガーキーが登場。
2.マスネ『マノン』 2019年11月29日(金)~12月5日(木)
名匠ロラン・ペリーがオシャレな演出で描く小悪魔マノンを巡る破滅的な恋の物語。
3.プッチーニ『蝶々夫人』 2020年2月7日(金)~2月13日(木)
アンンソニー・ミンゲラの幻想的演出で、〈ある晴れた日に〉など名曲が彩るアメリカ海軍士官を愛した日本女性の悲劇。伝説的歌手プラシド・ドミンゴも登場。
4.フィリップ・グラス『アクナーテン』※MET初演/新演出 2020年2月21日(金)~2月27日(木)
現代音楽の巨匠フィリップ・グラスが宗教改革を断行した古代エジプト王の物語をオペラ化。フェリム・マクダーモットのカラフルでアクロバティックな演出にも注目。
5.ベルク『ヴォツェック』※新演出 2020年2月28日(金)~3月5日(木)
美声バリトンのペーター・マッテイが破滅の人生を歩む兵士を熱演。ビジュアル・アート界の巨匠ウィリアム・ケントリッジの創り上げる舞台にも注目。
6.ガーシュウィン『ポーギーとベス』※新演出 2020年4月3日(金)~4月9日(木)
〈サマー・タイム〉などの名曲でおなじみのガーシュウィンの傑作オペラが、METで30年ぶりに上映。ジャズの雰囲気を音楽全体に漂わせ、黒人社会を舞台に懸命に生きる人々の物語を描く。
7.ヘンデル『アグリッピーナ』※MET初演/新演出 2020年4月10日(金)~4月16日(木)
デイヴィッド・マクヴィカー演出のヘンデルの最高傑作といわれるイタリアオペラ。グラミー賞受賞のスター・メゾ、ジョイス・ディドナードが題名役を演じる。
8.ワーグナー『さまよえるオランダ人』※新演出 2020年5月8日(金)~5月14日(木)
実力派バスバリトンのブリン・ターフェルが8年ぶりにMETに登場。さらに世界的メゾソプラノの藤村実穂子がついにMETライブビューイングに初登場。
9.プッチーニ『トスカ』 2020年5月22日(金)~5月28日(木)
愛と欲望が行き交うサスペンスドラマ。オペラ界の女王アンナ・ネトレプコが歌姫トスカを熱演。
10.ドニゼッティ『マリア・ストゥアルダ』 2020年6月5日(金)~6月11日(木)
超絶技巧のディアナ・ダムラウが悲劇のスコットランド女王メアリー・ステュアートを全身全霊で歌い、演じる。エリザベス女王とスコットランド女王の史実を基にした女の闘い。