野宮真貴、渋谷HMVでバニビと「東京は夜の七時」
野宮真貴とバニラビーンズ。(Photo by hajime kamiiisaka)
野宮真貴が昨日11月21日に東京・HMV & BOOKS TOKYOにてインストアイベント「『超・渋谷系』ライブ@HMV」を開催した。
ピチカート・ファイヴの3代目ボーカリストで、“元祖渋谷系の女王”と呼ばれる野宮。彼女のニューアルバム「世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~」の発売を記念したこのイベントは、5年ぶりにHMV & BOOKS TOKYOとしてオープンした“HMV渋谷店”にて、音楽プロデューサー坂口修氏とバニラビーンズを招いて行われた。
野宮は真っ赤なトレンチコートにダルメシアン柄のベレー帽というエレガンスな装いでイベントに登壇。坂口氏とのトークパートで彼女は「世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~」が11月23日付けのオリコン週間アルバムランキングのジャズ部門で1位を獲得したことを受け、「皆さまのおかげです。1位を取るのは初めてですね」と喜びを明かした。
ワンマンライブのリハーサルを抜けてやってきたというバニラビーンズは野宮の大ファン。「お呼びいただきありがとうございます。私たちでよろしいのでしょうか」と恐縮気味に登場した2人を野宮は「もちろん」と和やかに迎え入れた。レナは「もしかして野宮さん、内巻きと外巻きに……」と自分たちのトレードマークである“キノコ頭”と“外ハネ”を取り入れた野宮のヘアスタイルに気付き大喜び。野宮に渋谷系との出会いについて尋ねられたリサは「2008年に配信シングルとしてカバーさせてもらったのがきっかけ。渋谷系は私たちからすると新しい音楽で、こんなにも歌詞も曲も映画みたいで、どこを切り取っても写真のような音楽があるんだと知って、大好きになりました」と熱弁し、「世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~」については「大好きな『中央フリーウェイ』が野宮さんの声で聴けてうれしかったです。大切にそばに置いておきたい写真集のようなアルバム」と語った。
その後、野宮はバニラビーンズが最新シングル「女はそれを我慢しない / ビーニアス / lonesome X」と来年発売のニューアルバムが合計出荷枚数1万5000枚に満たない場合は解散となってしまうことに触れ、「大丈夫よ。皆さん、よろしくね」と宣伝。そして3人は「東京は夜の七時」を披露し、会場に集まった300人を超える観客を喜ばせる。最後に野宮は1人で「世界は愛を求めてる。」を歌い、イベントを締めくくった。