テイラー・スウィフトの『ラヴァー』、発売初週の売り上げ結果
※大手レコード会社の洋楽部門での豊富な経験を持つ筆者によるブログ「洋楽天国」提供記事をお届けします。
テイラー・スウィフトの『ラヴァー』、発売初週の売り上げ結果
テイラー・スウィフトのアルバム『ラヴァー』の発売初週の売り上げは867,000枚で、2017年に出したテイラー・スウィフトの『レピュテーション』以来の大きな売り上げで、他のどのアーティストもが成し遂げなかった売り上げだと音楽業界誌ビルボードが伝えた。
実物のCDと有料アルバム・ダウンロードの合計。カッコ内は「レピュテーション」。
679,000枚(1,216,000枚)
CDとダウンロードの数字は明らかにされなかった。単純計算で半分になった。
有料ダウンロードだが、アルバム全体ではなく、個々の楽曲ををトータルしたもの
13,000枚(8,500枚)
定額制音楽ストリーミングによる見なし売り上げ
175,000枚(13,500枚)
前作に比べ、ストリーミングは伸びたが、トータルに占める割合は20%。他のアーティストに比べ低い。
トータル売り上げ
867,000枚(1,238,000枚)
ユニバーサルミュージック(リパブリック・レコード)への移籍第一弾。
音楽業界誌は言いにくいのだろうが、単純に計算すれば30%のダウン。
来年のグラミー賞対象作品の締切日(8月31日)前の8月23日に発売した。
ビリー・アイリッシュがテイラー・スウィフトといい勝負をするかもしれない。