物語の宝庫“福岡”を発信し続ける2劇団が、戦後70年で1カ月の合同公演に挑戦!

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2015.7.15

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戦後、検閲の仕事に悩む男が見た夢はーー。

  建物や乗り物を擬人化した「かぶりモノ」を駆使して地元密着の物語をつくり続けている「ギンギラ太陽’s」。商店街に拠点を置き、地元の歴史を題材にした時代劇やミュージカルを手がけている劇団ショーマンシップ。ともに地域にこだわった活動を展開している2劇団が、戦後70年プロジェクトと銘打って、地元・福岡への熱い思いとともにタッグを組みます! しかも真夏の1カ月のロングランというパワーあふれる公演です。

大塚ムネト(左)と仲谷一志

大塚ムネト(左)と仲谷一志

 1945年。敗戦後、博多に戻った長門栄治郎は、求人広告で見つけた欧文タイプライターに応募する。その仕事は、GHQが設置した民間検閲局で、本、新聞、ラジオ、そして個人の手紙を検閲し、GHQに不都合な内容があった場合、発行停止などの処分を行うというもの。罪悪感を持ちながらも生活のために仕事を続ける栄治郎だったが、ある時から検閲で削除された言葉や手紙たちの夢を見るようになる。せめて検閲によって奪われた手紙に込められた思いだけでも届けたいと考え始めると、今度はかつて搭乗していた零戦が人格を持って現れるーー。

 身近な歴史にこそ、面白さがあることを教えてくれる二つの劇団のお芝居。観劇後には博多の街に繰り出して、そこに身を置きたくなること受け合いです。

イベント情報

ギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ公演「奪われた手紙~福岡民間検閲局~」
日時:2015年8月4日(火)~8月30日(日)
会場:甘棠館Show劇場
出演者:大塚ムネト(ギンギラ太陽’s)・仲谷一志/原岡梨絵子(wキャスト・4日~9日まで出演) 坪内陽子(wキャスト11日~30日まで出演) 杉山英美 上田裕子 ほか劇団ショーマンシップ演技陣
ゲスト:BUTCH ゴリけん コンバット満 西田たかのり とまとママ(スケジュールは調整中)
脚本:生田晃二
演出:大塚ムネト・仲谷一志

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