カニエ・ウエスト アルバムが9作連続1位獲得

2019.11.6
コラム
音楽

※大手レコード会社の洋楽部門での豊富な経験を持つ筆者によるブログ「洋楽天国」提供記事をお届けします。

今週のビルボード・アルバム・チャート(2019年11月9日付)

ラッパーのカニエ・ウエストが初登場1位になった。カッコ内は前週。


1( -) カニエ・ウエスト「ジーザズ・イズ・キング」  264,000枚

2( 1) ポスト・マローン「ハリウッズ・ブリーデイング」  81,000枚

3( -) レックス・オレンジ・カウンティー「ポニー」  70,000枚

4( 2) ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン「AI YoungBoy 2」  64,000枚

5( 3) サマー・ウォーカー「Over It」  60,000枚

6( 4) ダベイビー「Kirk」  40,000枚

7( 5) テイラー・スウィフト「ラヴァー」  35,000枚

8( 6) ビリー・アイリッシュ「ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、
      ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?」  32,000枚

9( -) オールド・ドミニオン「オールド・ドミニオン」  31,000枚

10(7) ヤング・サグ「So Much Fun」  28,000枚


カニエ・ウエスト(42歳)はこれで、9枚のアルバムが連続で、初登場1位になった。ビルボード誌によると、エミネムが持っている記録に並んだという。ラッパーには珍しい、トランプ支持者。2位のポスト・マローンは24歳のラッパー。これがサード・アルバム。

3位のレックス・オレンジ・カウンティー(本名アレキサンダー・オコナー)はイギリス出身のシンガー・ソングライター。4位のヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインはグループではなく、ソロのラッパー。5位のサマー・ウォーカーは23歳の女性シンガー。これがデビュー・アルバム。

6位のダベイビーはラッパー。7位のテイラー・スウィフトはセールスが落ちない。しかしラジオ業界誌ヒッツによると、今年発売されたアルバムの売り上げランキングでは4位だそうだ。ちなみに1位はポスト・マローン、2位はビリー・アイリッシュ、3位はアリアナ・グランデだ。

8位のビリー・アイリッシュは来月に出るグラミー賞のノミネーションで、何部門にノミネートされるか、業界人は注目している。9位のオールド・ドミニオンはカントリー・バンド。10位のヤング・サグはラッパー。

>>2019年11月5日「洋楽天国」より