カニエ・ウエスト アルバムが9作連続1位獲得
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※大手レコード会社の洋楽部門での豊富な経験を持つ筆者によるブログ「洋楽天国」提供記事をお届けします。
今週のビルボード・アルバム・チャート(2019年11月9日付)
ラッパーのカニエ・ウエストが初登場1位になった。カッコ内は前週。
1( -) カニエ・ウエスト「ジーザズ・イズ・キング」 264,000枚
2( 1) ポスト・マローン「ハリウッズ・ブリーデイング」 81,000枚
3( -) レックス・オレンジ・カウンティー「ポニー」 70,000枚
4( 2) ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン「AI YoungBoy 2」 64,000枚
5( 3) サマー・ウォーカー「Over It」 60,000枚
6( 4) ダベイビー「Kirk」 40,000枚
7( 5) テイラー・スウィフト「ラヴァー」 35,000枚
8( 6) ビリー・アイリッシュ「ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、
ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?」 32,000枚
9( -) オールド・ドミニオン「オールド・ドミニオン」 31,000枚
10(7) ヤング・サグ「So Much Fun」 28,000枚
カニエ・ウエスト(42歳)はこれで、9枚のアルバムが連続で、初登場1位になった。ビルボード誌によると、エミネムが持っている記録に並んだという。ラッパーには珍しい、トランプ支持者。2位のポスト・マローンは24歳のラッパー。これがサード・アルバム。
3位のレックス・オレンジ・カウンティー(本名アレキサンダー・オコナー)はイギリス出身のシンガー・ソングライター。4位のヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインはグループではなく、ソロのラッパー。5位のサマー・ウォーカーは23歳の女性シンガー。これがデビュー・アルバム。
6位のダベイビーはラッパー。7位のテイラー・スウィフトはセールスが落ちない。しかしラジオ業界誌ヒッツによると、今年発売されたアルバムの売り上げランキングでは4位だそうだ。ちなみに1位はポスト・マローン、2位はビリー・アイリッシュ、3位はアリアナ・グランデだ。
8位のビリー・アイリッシュは来月に出るグラミー賞のノミネーションで、何部門にノミネートされるか、業界人は注目している。9位のオールド・ドミニオンはカントリー・バンド。10位のヤング・サグはラッパー。