ミゲル役はKバレエ カンパニー宮尾俊太郎に決定 ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』追加キャスト発表
2019.11.22
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宮尾俊太郎
2020年4月13日(月)~5月11日(月)明治座にて上演されるミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』。明治座で上演する本格ミュージカル作品として話題を集めているが、このほどメインキャラクターの中で唯一キャストが発表されていなかったミゲル役を、Kバレエ カンパニーのプリンシパル、宮尾俊太郎が務めることになった。
宮尾は、Kバレエでの活躍のほかミュージカルにも出演、さらに自ら座長を務める「Ballet Gents」では演出、振付も担当している。今回が初のミュージカル出演となるが、中川晃教が演じる主人公チェーザレの忠臣・ミゲルをどのように演じるのか期待が高まる。
これでメインキャストはすべて決定したが、アンサンブルキャストにも新進気鋭の若手を登用する予定とのことなので、引き続き注目したい。
ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』これまでに発表されたキャスト
宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー)プロフィール
北海道生まれ。14歳よりバレエを始める。2001年フランス カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。04年10月Kバレエ カンパニーに入団。15年12月プリンシパルに昇格。
主な出演作は熊川版『シンデレラ』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオ、『海賊』のコンラッド、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子、『ドン・キホーテ』のバジル、『白鳥の湖』のジークフリード、『眠れる森の美女』のフロリムント王子、プティ振付『アルルの女』のフレデリ、バランシン振付『シンフォニー・イン・C』第1楽章主演など多くの主役を演じる。
13年、17年、19年ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に死のダンサー役で出演。14年「東急ジルベスターコンサート2014-2015」にてプティ振付『ボレロ』を踊る。18年ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』にアレクセイ・ペトリコフ役で出演。
14年自らが座長を務める「Ballet Gents」を結成。演出・振付を手掛け、「日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーン」シリーズをはじめとするオーケストラとのコラボレーションによるコンサート、都内ホテルでのディナーショーなど、さまざまな形態での公演を行っている。
公演情報
ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』
日程:2020年4月13日(月)~5月11日(月)
会場:明治座
原作:惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者』(講談社「モーニング」連載)
原作監修:原 基晶
脚本:荻田浩一
演出:小山ゆうな
音楽:島 健
出 演:
中川晃教
宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー)
スクアドラ ロッサ:松田凌 平野良 井澤勇貴 鈴木勝吾 (Wキャスト)
スクアドラ ヴェルデ:山崎大輝 風間由次郎 近藤頌利 木戸邑弥 (Wキャスト)
藤岡正明/今拓哉 丘山晴己 横山だいすけ/岡幸二郎
別所哲也 ほか
料金:S席13,000円(1階席・2階席正面)/A席8,000円(2階席左右)/B席6,000円(3階席)
お問い合わせ:明治座 センター 03‐3666‐6666(10:00~17:00)
公式ツイッター:@cesare_stage
公式サイト: https://www.cesare-stage.com
ストーリー
15世紀のイタリア半島。
野望をむき出しに争い、 果てなき闘争を繰り広げていた教皇、 皇帝、 そしてその座を狙う諸国の王侯貴族たち。 時代は混沌を極め、 イタリア半島は、 その中心地として戦乱の渦の中に置かれていた。
ピサのサピエンツァ大学に編入した16歳の青年アンジェロは、 田舎から出てきたばかり。 周囲の空気を読めず、 その言動によってメディチ家の子息ジョヴァンニの面子を潰してしまう。 そんなアンジェロに興味を持ち、 彼に声をかけた学生がいた。 その人物こそ名門貴族ボルジア家の後継者にして、 後にイタリア半島統一を目指して歴史に名を残すことになる、 チェーザレ・ボルジアであった。
教皇インノケンティウス8世崩御の時が迫っていた1491年、 次期教皇戦を睨み、 水面下では派閥争いが静かに繰り広げられていた。 キリスト教において最高位である教皇の座を巡り、 激しく争うチェーザレの父ロドリーゴ・ボルジアとジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ。 チェーザレは父を教皇の座につかせるため、 そして、 その先にある自らの理想を実現するため、 頭脳戦に身を投じていく。
ロドリーゴと激しく争うローヴェレはチェーザレの動きが気にくわない。 ローヴェレは密偵を放ち、 チェーザレの命を狙う。それぞれの思惑が交錯する中、 果たしてチェーザレは理想実現のため、 知と力の戦いに打ち勝つことはできるのか。