楠本桃子のゲームコラムvol.110　ノリとビートとハッピーなサウンド！ハイセンスなゲーム2選！

今回のゲームは『スペースチャンネル5』と『ジェットセットラジオ』！

どちらの作品も発売当初、お洒落ゲーマーに高く評価されたポップなゲームです。今プレイしてもなお色褪せないハイセンスゲームの魅力を紹介します！

『スペースチャンネル5』

本作は「スペースチャンネル5」という宇宙放送局に所属するリポーター、「うらら」が主人公の音ゲー。謎の宇宙人やヘンテコな軍団をダンスを使って迎え撃ち、ステージクリアを目指していくシンプルなゲームです。

視聴率低迷にあえぐ未来の放送局スペースチャンネル5は、突如地球に襲来した謎の宇宙人「モロ星人」により人々が踊らされているという怪事件を生中継することに。

そして、この番組のリポーターとして大抜擢されたのが新米リポーターうらら。

うららがモロ星人の踊りを真似て踊ると、モロ星人の背後で踊らされている人を救い出せる事ができる。助けた人達はうららの背後のバックダンサーとなり、共に行進し、視聴率がアップして、次の事件リポートへと進んでいく。

といったストーリーである本作は、ストーリーやそのSFポップな雰囲気と色彩からして、他のゲームとは異なる唯一無二の存在感！1999年に発売されたゲームですが、今遊んでも全く古臭さを感じさせない一本です。

ゲームで使うボタンは上下左右の方向キーと、2個のボタンのみ。あとは動きとタイミングをいかに覚えてマネできるか、というシンプルなルールなため、ゲームが苦手な方でもライトにプレイが可能です。プレイヤーのステージ達成状況に応じて「シチョーリツ」が増減し、シチョーリツが0になると番組打ち切り（ゲームオーバー）とってしまいます。

「音楽とダンス、そしてゲームを愛する全ての人へ」というキャッチコピーの通り、音楽面も高評価。その楽曲は今でもファン達に愛されています。ゲーム自体は知らなくても、イラストは見たことある、という方も多いのではないでしょうか？

シリーズでいうと本作『スペースチャンネル5』と続編の『スペースチャンネル5 パート2』の2作品しか発売されていないにも関わらず、ゲーム自体の知名度と人気は高く、今年のゲームショウで新作が発表されました！新作は『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』！ なんとPSVRで遊ぶことができます！

今年は『スペースチャンネル5』が発売されて20周年ということで、新規グッズやサントラも発売され、益々盛り上がること間違いなし！皆様も20周年の最後に是非一度プレイしてみてはいかがですか？ぎゅんぎゅんにサイコーな音楽とダンスを体験することができますよ！！

『ジェットセットラジオ』

本作は『スペースチャンネル5』と同じく、SEGAから発売されたアクションゲーム。

『スペースチャンネル5』がテレビ局なら、こちらはラジオ局……というわけではないのですが、こちらもお洒落なストリート系アクション！架空世界のトーキョーを舞台に、スケートシューズで駆け回り、各地にグラフィティを描いていくゲームです。ライバルやケーサツの妨害を開始しながら、ストリートを自分のグラフィティで埋め尽くすことが目標となっています。

グラフィティはゲーム内で手に入れられる他に、自分で作成することも可能。

PlayStation Vita、iOS、Android版では、自機のカメラを使用して撮影した画像もグラフィティとして使用できるようになりました。自分のお気に入りの画像がストリートを埋め尽くす様は圧巻です！

また、本作も音楽の評価が高いゲームとなっており、ゲーム内で流れるノンストップ・ジャンク・ミュージック海賊ラジオ放送「ジェットセットラジオ」も必聴！多彩な音楽ジャンルのBGMを聴きながらトーキョーの街を駆け抜ける爽快感は一度体験すると病みつきになります！

グラフィックは当時は珍しかったトゥーンレンダリングで描写されており、ストリートポップな雰囲気を盛り上げています。ストリート系のカルチャーが好きな方には絶対に刺さるゲームですが、普段アクションゲームをプレイしない人にとっては、難易度は少々高め。

友達とワイワイ盛り上がりながらのプレイも楽しいのでオススメです！