さとみ(すとぷり) 愛と笑顔があふれたワンマンライブ『Memories』をレポート

2019.12.30
レポート
音楽

さとみ

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さとみ ワンマンライブ『Memories』
2019.12.30 Zepp Tokyo

6人組動画配信エンタメユニット・すとぷりさとみが、12月30日に、Zepp Tokyoにて、ワンマンライブ『Memories』を開催した。

この日のライブは、9月25日にリリースした、自身初となるソロアルバム『Memories』を祝したもの。『Memories』に収録されているのは、さとみが作詞で参加した「君しか愛せない」、「Still Love」など全8曲。さとみにとって、新たな出発点となった作品が、『Memories』だ。

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EDM調の激しいサウンドが鳴り出す会場に、眩いほどのレーザー光線が飛び交い始める。その空間が紡ぎ出されるだけで、リスナーの叫びに似た歓声が上がった。そんななかで、バンドメンバーがスタンバイした後、走ってきたのは、全身を黒で統一した、さとみ。この日は「Love Sick」で、スタート。ステージに用意されたマイクスタンドに手をかけながら歌っては、凛々しく、マイクを外して歌うなど、その一挙一動に、この日のワンマンライブへの意気込みが感じられる。〈もっと愛してよ〉の一言から、〈もう一度会いたい〉と繋げ、2曲目に歌われた楽曲は、さとみが作詞で参加したロックナンバー「君しか愛せない」。どんどん飛ばすスタンスで、さとみは、会場中を追い込んでいく。

MCに入り、「みなさんどうもさとみです。黒髪にしました」と知らせるさとみ。一旦、「僕のこと好きな人ー?」と確認すると、返ってきたのは、「はーい!」との返事。リスナーとの声出しの練習を挟んだ後は、コール&レスポンスで、さとみとリスナーの距離が一層近くなった「デリヘル呼んだら君が来た」に。耳に手をあて、リスナーの声を求めるさとみは、縦横無尽にステージを歩いている。続いて、セクシーなナンバー「虎視眈々」へ繋ぐ。さとみカラーである、ピンク色と照明の色が重なった様子は、ただただ、艶やかだ。それでいて、クール。刺激的なサウンドはまだまたま続くことを教えるようにして、歌ったのは、「ベノム」。軽やかなステップを踏み、この楽曲のポイントとなる〈め〉で合図する、さとみに、歓喜の声を上げる、リスナー。

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「今日はライブで歌ったことのない曲も詰めてます!」とこの日のワンマンライブへ思いを告げると、「ここらでひとり、呼びたいなーと」と切り出す。この日のゲストとして登場したのは、なんと、同じく、すとぷりメンバーの、ころん。白いジャケットに、サングラスを掛けた、イケイケな格好をしている。ころんが自身のジャケットに隠していた、もうひとつのサングラスを手に取ると、それを、さとみへと渡す。「厳つくなると思うんだよね…(笑)」と呟く、さとみが、とりあえず、サングラスを掛けてみる。その姿を見て、笑う、ころん。「みんなの顔が見やすい、サングラス掛けて遊びに行く?」とふたり揃ってピースをして、サングラスを外せば、上がる歓声。

ふたりは、それぞれの片手を大きく左右に振る「赤道セニョール」を歌い始める。ここでは、さとみころんの肩に腕を回す素振りを見せる場面も。このふたりが揃えば、歌わずしていられない「でこぼこげーむぱーてぃー」も、心から楽しんでいる模様。気付けば、会場中は、さとみのカラーである、ピンク、さらには、ころんのカラーである青で、キラキラしている。

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ふたりが、最強コンビであることを伝えた後には、「頼れる相方にこの場をちょっと任せまして…ころん、頼んだよ〜」と、MC進行をころんに繋ぎ、去ってしまう、さとみ。どうやら、ここからは、さとみの衣装替えのための時間となっているらしい。水を飲み、「かわいい!」と言われると、「かわいいの知ってるから!」と応えてみせたり、「さとみくんファンやから、グッズ買っちゃった」と報告し、ジャケットから取り出した、カチューシャを付けて、「かわいい」との声が上がるも、「嘘でも可愛いって言うんだよ?ありがとね!」と言ったりと、素直じゃない言葉を放つ、ころん。が、その後には、リスナーへ「温かいな」と、素直な言葉を残す。なかなか、戻ってこない、さとみに、「めちゃめちゃ遅ない?!」と言い、なんとか、会話を繋げた、ころんさとみの準備が完了したという合図を受け、ステージへさとみを誘き寄せると、茶色のシックなコートにチェンジした、さとみが再登場。「焦ってるところを見たかった」という、さとみは、意地悪そうだが、決して、そんなことはなく、そこからは、ふざけても、多少の事では壊れない、ふたりの仲の良さが伝わってくる。

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ころんくん、よくわからないサングラスもありがとね」と感謝を伝える、さとみに、サングラスを掛けた、ころんが、「帰宅時間なんで、返してもらえます?僕のサングラス」と言い、さとみから戻ってきたサングラスを手に取り、白いジャンバーを背負い、ステージを去っていく。いよいよ、後半戦へ。切ない恋のナンバー「涙色」、「Still Love」、ライブでは初披露となる「乙女解剖」、伸びやかな歌声を放った「少女レイ」を披露。

「僕のこと好きですか?」「好き!」「俺も好き!」。「みんな、僕を愛してる?」「愛してる!」「それは、重い…でも、僕も愛してるよ!」ーー。ふざけつつも、何度も互いの愛を確認し合っているから、とてつもない、愛が生まれるのだ。

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「来年の俺はどうなってるかわからないけど、裏切ることはないし、俺たちの背中を見て付いてきてくれれば、と思う。来年もよろしくね!」と、決意を伝えた、さとみ。〈俺たちの秘密にしよう〉と囁くフレーズで会場中の熱がピークに達し、大サビ前でピンクの銀テープが放たれたすとぷりの楽曲「GO GO CRAZY」を経て、ラストは、笑顔が溢れた「恋をはじめよう」で締めくくった。


文=小町碧音

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セットリスト

さとみ ワンマンライブ『Memories』
2019.12.30 Zepp Tokyo

1.Love Sick
2.君しか愛せない
3.デリヘル呼んだら君が来た
4.虎視眈々
5.ベノム
6.赤道セニョール feat.ころん
7.でこぼこげーむぱーてぃー feat.ころん
8.涙色
9.Still Love
10.乙女解剖
11.少女レイ
12.GO GO CRAZY
13.恋をはじめよう
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