ジェル(すとぷり)、「絶対に裏切らないし、必ず幸せにするから!」温かな愛で包まれたワンマンライブレポートが到着

2020.1.3
レポート
音楽

ジェル

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ジェル ワンマンライブ『Jel 2nd Stage!! ~Show Timeの始まり~』
2020.01.03 Zepp Osaka Bayside

エンターテインメントユニット・すとぷりのメンバーであり、歌やおもしろ動画投稿者としても人気のジェルが、1月3日に大阪・Zepp Osaka Baysideにてワンマンライブ『Jel 2nd Stage!! ~Show Timeの始まり~』を開催。まさかのサプライズゲストも飛び出した、2020年の始まりを告げるに相応しい華やかな公演の模様をお伝えする。 

ジェル

お正月らしく、ステージ両脇にはイチゴが載った立派な鏡餅オブジェが飾られ、後方には黒板に描かれた風の大きな“STRAWBERRY PRINCE”の文字やかわいらしいイチゴのイラストが。1階&2階ともにぎっしり詰まったオーディエンスが待ちかねる中、黒いパンツに黒いロングカーディガンを合わせたラフな衣装でジェルが登場すると、1曲目は「虎視眈々」だ。地元・関西での開催に彼自身の期待感も高まっているのだろう、「大阪、盛り上がっていけるか!」と笑顔を見せ、ジェルのイメージカラーであるオレンジのペンライトが揺れるフロアにマイクを向けたり、前方の観客が差し伸べる手にタッチしたり。艶っぽい“ジェルボイス”が一段と映える「クイーンオブハート」では、ひざをついてオーディエンスの目線に合わせようとしたりもして、大歓声が上がる。

ジェル

ジェル

「みんな楽しそうやな! 俺もすごく楽しい!(フロアが)オレンジ一色でミカン畑みたいやな(笑)」と笑わせつつ、「すとぷりの曲をもしジェルくんがひとりで歌ったら……」とワクワクの前振りをしたのは「僕らだけのシャングリラ」。5人のぶんもキレッキレダンスで、オーディエンスのかけ声もどんどん熱を帯びていく。「GO GO CRAZY」では、ダンスをしながらラップにウィスパーボイスにファルセットにさまざまな声を聴かせてくれるのだから、目も耳も満たされていく。

ジェル

「踊ると思わんかったやろ?」と、いたずらっぽい表情のジェル。「いやぁ、すとぷりの曲を歌うの、ひとりだとさみしいね。もうひとり、呼びたいね!」と言って呼び込んだのは、すとぷり内コラボでのジェルの相方・ななもり。だ。「「僕らだけのシャングリラ」のとき、僕も袖で踊ってた!」と明かすななもり。2人のトークはやっぱり息もばっちり。「2人で歌う曲は決まってるじゃん!」と声を合わせて、「存在SHOW明」へ。サビで重ねる歌声の力強さ、背中合わせになる姿にしても、なんてエモーショナル。「非リアドリーム妄想中」では、フロアを見ながら「みんなめっちゃかわいいんだもん!」と言うななもり。に、ジェルも「ホントにかわいい!」と続いて、沸かないわけがない。

ジェル / ななもり。

一転、「ここからは俺のすごく好きな曲、大事な曲をみんなに伝わるように歌いたいと思います」という言葉が導いたのは、せつない「ピエロ」。“大丈夫、大丈夫 痛くも痒くもないんだよ 君が笑ってくれるなら”というフレーズにしても然り、彼がどんな想いでさまざまな表現をしているのかと思うと、グっときてしまう。鍵盤だけを伴奏に歌い始めた、自らが作詞・作曲した「always」にしても、心を込めた歌は深く深く響いた。

ジェル

「ここからはまた合いの手を入れてもらいます!」と言って、コール練習からして盛り上がりすぎた「ロキ」。「イノコリ先生」の、“ジェルくんの事好きですかー?”“すとぷりの事好きですかー?”“ジェルくんの事ホントに好きですかー?”というライブならではのアレンジも、とんでもなく楽しい。

「ワンマンやからこそ、俺だけに向けた好きが伝わってくる!」とうれしそうなジェル。「思いきり声出して、全力で楽しんで、新年初めてノドをツブして帰ってください!」と言った勢いのまま、「フィクサー」へ。自ら作詞・作曲した「Sコート(バンドアレンジVer.)」では、カーディガンをはだけさせたり、“残念”がイケボすぎたり。キャッチーな「ユーモアチャンス」をはさんでの「ポーカーダンス」でも、オトナな色をたたえた歌声でドキドキさせてくれた。

ジェル

大きな大きなアンコールに応え、オレンジカラーのすとぷりパーカーで再び現れたジェル

「1年前、“Jel 1st Stage”をやらせてもらったのは、400人規模の会場でした。それまではあまり欲がなくて、俺が主役になるより周りのためにがんばればいい、と思っていたんですね。でも、自分を一番応援してくれている人に対して、それは失礼なんじゃないか、と考えるようになって。自分が主役になること、それはすとぷりのためにもなるはずと信じて、“Jel 1st Stage”という一歩を踏み出しました。そして今、こうしてZepp Osaka Baysideにこんなにたくさんの人に来てもらって、本当にうれしいです。毎日の動画投稿にしても、続けられるのはメンバーがいて、みんなの声、応援があるから。2020年、ここからスタートして最高の年にするから、ついてきてほしい。絶対に裏切らないし、必ず幸せにするから!」

ジェル

そう決意表明した上で歌ったのは、“信じてくれた君”=リスナーへの感謝と誓いが詰まった「JUMP AND FLY」だ。すとぷりのナンバー「大好きになればいいんじゃない?」では、1階席、2階席の奥のほうまでくまなく見渡して歌い、全力コールで応えたオーディエンス。とても温かな愛で包まれたライブで年始めを飾れたのだから、2020年のジェルすとぷりは、ますます輝いていくに違いない。


文=杉江優花

ジェル

セットリスト

ジェル ワンマンライブ『Jel 2nd Stage!! ~Show Timeの始まり~』
2020.01.03 Zepp Osaka Bayside
M1. 虎視眈々
M2. クイーンオブハート
M3. 僕らだけのシャングリラ
M4. GO GO CRAZY
M5. 存在SHOW明 withななもり。
M6. 非リアドリームwithななもり。
M7. ピエロ
M8. always
M9. ロキ
M10. イノコリ先生
M11. フィクサー
M12. Sコート(バンドアレンジVer.)
M13. ユーモアチャンス
M14. ポーカーダンス
EN1. JUMP AND FLY
EN2. 大好きになればいいんじゃない?
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