ロックの殿堂、今年の殿堂入りアーティストが決定
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2020年のRock & Roll Hall Of Fame(ロックの殿堂)が決定した。
今年殿堂入りするのは、Depeche Mode(デペッシュ・モード)、Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)、Nine Inch Nails(ナイン・インチ・ネイルズ)、Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)、The Notorious B.I.G.(ザ・ノトーリアス・B.I.G.)、T.Rex(T. レックス)の6組。
ドゥービー・ブラザーズ、ホイットニー・ヒューストン、ザ・ノトーリアス・B.I.G.、T. レックスの4組は、初ノミネートでの殿堂入りとなった。
デペッシュ・モードとナイン・インチ・ネイルズは共に3回目のノミネートでの殿堂入りとなる。
昨年の10月に殿堂入りの候補となるアーティストが発表されていたが、 Judas Priest(ジューダス・プリースト)、Motorhead(モーターヘッド)、Thin Lizzy(モーターヘッド)、Soundgarden(サウンド・ガーデン)、 MC5、Pat Benatar(パット・ベネター)、Todd Rundgren(トッド・ラングレン)、The Dave Mathews Band(デイヴ・マシューズ・バンド)、Kraftwerk(クラフトワーク)、Rufus featuring Chaka Khan(ルーファス ft. チャカ・カーン)の10組は残念ながら殿堂入りを逃した。
特に、ジューダス・プリースト、クラフトワーク、MC5、ルーファス ft. チャカ・カーン、トッド・ラングレンは過去にもノミネート経験があり、今年も殿堂入りが果たせなかった。
ロックの殿堂は、最初の商業的リリースから25年以上が経過しているアーティストが対象となり、例年10月に候補が発表され、その後インターネットでのファン投票がなされた後に、アーティストや音楽業界の人間による投票で殿堂入りの6組が決定する。
今月10日にはファン投票の結果が発表されており、1位はデイヴ・マシューズ・バンド、2位はパット・ベネター、3位はドゥービー・ブラザーズ、4位はサウンドガーデン、5位はジューダス・プリースト(5位)であった。
毎年、このファン投票で上位を占めたアーティストが殿堂入りする傾向が見られているため、今年の動向が注目されたが、ファン投票上位5組からの殿堂入りはドゥービー・ブラザーズのみにとどまった。
殿堂入りのセレモニーは今年5月2日に、ロックの殿堂博物館があるアメリカはオハイオ州クリーブランドのPublic Auditoriumで開催される。
このセレモニーでは毎年、現在も活動するアーティストはパフォーマンスを行うのが恒例となっており、その内容が常に注目されているが、今年もデペッシュ・モードやドゥービー・ブラザーズというバンドがどのような編成でパフォーマンスを行うの動向に注目が集まるだろう。
ロックの殿堂入りをするバンドの多くは、過去にバンドに在籍したメンバーも殿堂入りに名を連ねるため、歴代のメンバーがセレモニーに勢ぞろいをすることが多い。そんな過去のメンバーが、現ラインナップに混ざって再結成的なパフォーマンスを行うことも多いため、今年も当日のパフォーマンスに期待が集まっている。
また、既に亡くなっているアーティストの場合、遺族が出席し殿堂入りを果たす形となる。
今年はまた、音楽評論家、プロデューサー、マネージャーであり、ブルース・スプリングスティーンとの活動で有名なJon Landau(ジョン・ランドウ)と、アメリカの音楽業界の重鎮でイーグルス、ジョー・ウォルシュ、シカゴなどの多くのアーティストのマネージメントを行っているIrving Azoff(アーヴイング・エイゾフ)の2人が、アーティストではない枠でとして、Ahmet Ertegun Awardが授与されることとなった。
昨年はRadiohead(レディオヘッド)、The Cure(ザ・キュアー)、Roxy Music(ロキシー・ミュージック)、Def Leppard(デフ・レパード)、Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)、Stevie Nicks(スティーヴィー・ニックス)、The Zombies(ゾンビーズ)の7組が殿堂入りをしていた。