日比美思、舞台『バレンタイン・ブルー』で初のコメディー役に挑戦
-
ポスト -
シェア - 送る
日比美思
2020年2月18日(火)から開幕する舞台『バレンタイン・ブルー』。今回は、劇中で姉妹アイドルユニット「オーガニック」の妹役を演じる日比美思にインタビューを行った。初のコメディー役に挑む日比の新たな魅力に迫る。
ーー日比さんは現在、リアル恋愛ドラマ「恋愛ドラマな恋がしたい〜Bang Ban Love〜」に出演中ですが、撮影に挑むうえでどんなことを意識していますか?
日比:私は今まで本当に恋愛をしたことがなかったので、そういう意味ではかなりの挑戦です。毎回キスシーンがあったりするのですが、「私で大丈夫ですか?」という気持ちでスタートしましたね(笑)。プライベートの自分は、仕事もあるし、小心者なので恋愛に一歩踏み出せなかったのですが、このドラマでは、芝居も恋愛もちゃんとやらなければいけないというところをとにかく意識しています。でもドキドキして、結局、素の自分のままだったり……(笑)。
ーー反対に、これまで出演してきたドラマとは全然違うわけですね。身に付いたことや学んだことがあれば教えてください!
日比:そうですね、異性に対する「好き」という気持ちが私の中で実はあやふやで、感情としては中学生くらいで止まっているのですが(笑)、実際に演じるとこうなるんだと、新たな自分の一面を発見できました。ちなみに、オンエアは毎回布団を被りながら、観ています。恥ずかしいので(笑)。
ーー恥ずかしくなりますよね(笑)。さて、『バレンタイン・ブルー』ではどんな役を演じられるのでしょうか?
日比:「オーガニック」というアイドルユニットを組んでいる姉妹の妹役なのですが、かわいいと言いますか、どこかツッコミどころのある可笑しい役を演じています。姉はそのアイドルユニットに対して積極的なのですが、それに対して妹は「もう、いいんじゃない…」とどこか冷めています。これまで私は、コメディーについてはあまり触れたことがなかったですが、テンポ感や舞台上でのリズムというのがコメディーにおいて大事なんだと気付かされました。なので、テンポ感やリズムについて意識して取り組んでいますがとても新鮮です。稽古場では、そのシーンに出演していない役者さんたちも傍らで観ているわけですが、日によって聞こえてくる笑い声が違うんです。そういった意味でコメディーは日々進化して面白いなと思います。
ーー出演者の中で影響を受けた役者はいますか?
日比:そうですね、個性豊かな人が集まっているので、参考という意味では全員の演技から影響を受けていますが、なかでも西ノ園達大さんの演技は参考にさせていただいています。自然体なのにクスッと笑わせてくれる。コメディーってコメディーをやろうと思わない方がいいんだなと思わせてくれて、とても勉強させていただいています。
ーー今回の舞台において「私のここに注目してほしい!」という部分があれば教えてください!
日比:アイドルとして歌うシーンですね。「掛け声」なんかもあるので、客席に座っている人たちも参加でき(笑)、手拍子などをしてくれたらとても嬉しいです。そんななかで私は、ファンが掛け声をかける際はファンが引き立つような演技を心がけていますが、基本的にはコメディーリリーフで、外野からやんややんや言っている役なのですが、彼女なりに成長していく姿にもぜひ注目してほしいですね。
ーーずばり、今回の舞台の見どころは?
日比:総勢15人の出演者がいるなかで、一人一人にきちんとスポットが当たっていきますので、その個性にぜひ注目してもらえたら。常に誰かが誰かを支えていて、誰が欠けても成り立ちません。ほっこりあたたかいストーリーで、クスクス笑えてホロッともします。ぜひ楽しみにしていただきたいです!