石丸幹二と堀内敬子が再び数奇な運命に翻弄される夫婦に　ミュージカル『パレード』の再演が決定

2021年1月東京芸術劇場 プレイハウスにおいて、ミュージカル『パレード』の上演が決定した。

本作品は、20世紀初頭のアメリカで実際にあった冤罪事件を題材に夫婦の愛を描いた究極の人間ドラマ。脚本を手掛けたのは、『ドライビング・ミス・デイジー』など数多くの名作を手掛けたピューリッツァー賞受賞作家 アルフレッド・ウーリー、そして『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』『マディソン郡の橋』など、ブロードウェイで最も注目されている気鋭のジェイソン・ロバート・ブラウンが作詞・作曲を担当した。

複雑に絡み合った人間関係とそれぞれの思惑が描かれる精緻な脚本を、アメリカ南部のフォークソング的要素を盛り込んだ美しくメロディアスかつ力強い楽曲で、ミュージカルにしか表現できない感動的な人間ドラマに仕上げ、 1999年米演劇界最高峰のトニー賞で最優秀楽曲賞・最優秀脚本賞の2部門を受賞した。

日本では、2017年に読売演劇大賞 最優秀演出家賞受賞歴もある森新太郎の手で初演、本作で初めてミュージカルを手掛け、大胆な演出で観客に衝撃と感動を与えた。今回は、日本演劇界屈指の実力派キャストと共に満を持しての再演となる。

主人公のレオ・フランク役には映像作品でも注目を集める傍ら、ミュージカル界でトップを走り続ける石丸幹二、その妻ルシール役は、劇団四季時代から歌声に定評のある実力派、堀内敬子が演じる。数々の作品で相手役を務めた二人が、初演に引き続き数奇な運命に翻弄される夫婦を演じる。さらに岡本健一、武田真治、石川禅、坂元健児、藤木孝、安崎求、未来優希らが初演に引き続き再集結、新キャストとして今井清隆、内藤大希が重厚な物語に新たな命を吹き込む。繊細な物語とドラマティックな楽曲に彩られた意欲作に期待したい。