『初恋』女優・ベッキー様に震えろ! EMILYのゆるふわ映画談vol.19
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(C)2020「初恋」製作委員会
こんにちは。男女J-POPフォークデュオHONEBONE(ホネボーン)のボーカル担当、高円寺系ハーフのEMILY(エミリ)です。
前回の『ジョーカー』からだいぶ時間が経ってしまいましたね。今回は私の大好きな三池崇史監督の最新作『初恋』を観に行ってきました。
クセの強さが魅力の三池監督なだけに、ストレートなタイトルからは想像もつかない内容になる予感がひしひしと……。なので、あえてあまり前情報を入れずに鑑賞してまいりました。
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【あらすじ】
窪田正孝さん演じる天才ボクサー・レオが、ひょんなことから裏社会の抗争に巻き込まれていく。
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ってめっちゃ簡潔に書いたけど、ストーリーはあまり詳しく書きたくないのよ!(それでコラムが務まるか!)タイトル通りのラブストーリー要素もあり、三池監督印のバイオレンス映画でもあります。さらにさらに、超面白いコメディでもあります。私は映画館の中で興奮し、爆笑しっぱなしでした。というわけで、私的な『初恋』面白ポイントを挙げていきます!
ベッキー様がすごい!
(C)2020「初恋」製作委員会
主役は窪田さんなんですが、豪華出演者全員が主役級!超ド迫力の演技をかましてきます。その中でも今回一番推したいのは、裏社会で生きるジュリ役のベッキー様!!! とある理由で復讐に燃えるベッキー様の鬼の形相、体の張り様がもうあっぱれですがすがしい。あの(元?)国民的人気者のベッキー様があんな姿で、あんなことやこんなことを……。今までのベッキーファンはもしかすると腰を抜かすかもしれませんが、私の中では好感度が一気に爆上がりしました。
叫んだり、大声を出したり、口汚いセリフを言うシーンが多いんですが、無理しているようには見えないのです。とても自然で、なおかつ「こ、こわい!!!」 とにかくこわい!ベッキーこわい!敵に回したくない!と思うようなキャラクターでした。ところどころ、サプライズ的な使い方をする点も好感度高し。ベッキーの真骨頂を観たような気がします。映画ファンとしても、今後も女優・ベッキー様をたくさん観たいです。
とはいえやっぱり豪華俳優陣全員がすごい!
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個人的にMVPはベッキーなのですが、染谷将太さんも半端なく良かったです。まあ、事の発端は染谷さんの裏切りから始まるんですけど、いちいち演技がうさんくさくて大げさで、それがもうおかしくておかしくて。染谷さんってちょっとクールな役をやられているイメージがあったんですけど、『初恋』では、これまたベッキーさん同様に振り切っちゃってました。染谷さんを中心に物語が悪い方向に向かっていくドライブ感も最高です。
汚職刑事・大森南朋さんも最高にアホ(誉め言葉)で、「こんなアホな刑事いたらヤバイ!ヤ〇ザに巻き込まれてんじゃねぇよ!」と思いつつ、最後までアホさを貫き通していたのがよかったです。「諦めんな」というよくあるセリフであんなに笑えるとは……。主役の天才ボクサー・レオも、ずっとクールなのかと思いきや、しっかりボケるのもニクい。
ストーリーや演出が整理されてて分かりやすい!
(C)2020「初恋」製作委員会
ボタンの掛け違いから多くの人物が巻き込まれていく様が本当にコミカルに、巧妙に描かれていて、見ていて飽きないし、難しいこともない。あっという間でした。登場人物のほとんどがまんべんなくぶっ飛んでいて、沢山いるのに一人ひとりに感情移入ができるようになっています。これは、三池監督の過去作で私が大好きな『十三人の刺客』に通ずるものがあります。誰をとっても主役級!
個人的にはエンドロールまで大満足でした。クライマックスのアクションシーンも大迫力なので、こんなご時世だけど、万全な対策をとってぜひ劇場で観てほしい作品です。
『初恋』は公開中。
作品情報
ライブ情報
※SOLD OUT