新・横浜スタジアムを徹底レポート! スタジアムから横浜港までを一望にするウィング席が登場
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新たに新設されたレフト側「ウィング席」
横浜DeNAベイスターズの本拠地、横浜スタジアムで2017年から段階的に行ってきた増築・改修工事が完了した。3月23日に内覧会が行われたので、その様子をレポートしたい。
横浜スタジアムの座席図 (c)YDB
今回の増設工事で新設されたのが、レフト側スタンド「ウィング席」(座席図の25・26・30・32)。席数は全2812席で、これにより横浜スタジアムでは、プロ野球開催時に最大3万4046人の収容が可能となった。
この席はレフトポール付近から3塁側付近までの間に位置しており、従来の内野指定席C(20)、ビジター外野席(23)から見て、さらに上段のシートとなる。階段の幅が広く取られており、比較的往来がしやすい印象だ。
「ウィング席」からの風景
「ウィング席」の最上部は高さ31メートルあり、横浜港を一望にできた。グラウンドに視線を向ければ選手全員の動きを見ながら、打球の行方も最後まで追うことができそう。座席につくと心地よい浜風が吹いてきて、これから気温が上がる時期には、快適に野球が観戦できるだろう。
本格中華が楽しめる「濱星樓(はますたろう)」
提供されるメニューは横浜中華街発展会協同組合の監修によるもの
その「ウィング席」の下に位置する3階部分には、本格中華を提供する「濱星樓(はますたろう)」がオープンする。同店舗では横浜中華街発展会協同組合による監修のもと、オリジナルの本格中華メニューを提供。花椒が効いた麻婆豆腐、マンゴーソースをトッピングした杏仁豆腐などが楽しめる。横浜スタジアム名物のクラフトビールとも相性がよさそうで、スタジアムの人気店舗になりそうだ。
スタジアム1階のマップ (c)YDB
また、横浜スタジアムの外周には、全長600メートル、高さ6メートルの「Yデッキ」が拡張された。このデッキへは横浜公園内(ゲート7、8番付近)の階段から登ることが可能。スタジアムを囲むように設置され、試合観戦時の通路としても機能する。これにより場内コンコースの混雑緩和が期待されており、ストレスなく試合を楽しむことができそうだ。
DREAM GATE STAND
DREAM GATE STANDから見たスタジアム
なお、「Yデッキ」のバックスクリーン両脇には、フォトスポット「DREAM GATE STAND」が新設された。このスポットからは球場を一望にすることができる。
BAYSTORE PARK
「BAYSTORE PARK」には約1500点のグッズが並ぶ
レジには星のマークが
そのほか、以前は7ゲート横にあったオフィシャルショップ「BAYSTORE GAIYA」は、場外バックスクリーン下のDREAM GATE横に移転。名前を新たに「BAYSTORE PARK」としてオープンした。JR関内駅から横浜公園に入るとすぐのところにあり、観戦がてらにふらっと立ち寄ることができる。選手の応援タオルが並べられており、その様子が店の外からも見ることができた。取り揃えるアイテム数は約1500点で、ファングッズを探すときの第一候補になるだろう。
DeNAベイスターズと横浜スタジアムが掲げた「コミュニティボールパーク」化構想が進み、野球がより楽しくそして親しみやすくなった。日々進化していく横浜スタジアムから、これからも目が離せない。