フリーランスの芸術⽂化関係者の支援を目的とした公益基⾦「Arts United Fund」が設⽴ 寄付募集開始
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Arts United Fund(アーツ・ユナイテッド・ファンド)
2020年5月1日(金)、新型コロナウイルス感染拡⼤による影響を受けた創作・演奏等の表現活動やその制作や技術等に関わるフリーランスのプロフェッショナルを応援するための公益基金Arts United Fund(アーツ・ユナイテッド・ファンド。以下、AUF)が設立され、同日クラウドファンディングサイト「GoodMorning」で寄付の募集が開始された。
本基金は、ケイスリー株式会社の取締役・落合千華を発起人に設立され、クラウドファンディングに株式会社GoodMorning、税制優遇を可能とする基⾦運営に公益財団法⼈パブリックリソース財団、動画配信協⼒等の⾮資⾦的⽀援にヤフー株式会社、様々な創造活動の現場と向き合う⼤学研究者、芸術⽂化関係者や⺠間財団関係者等の賛同メンバーが関わり、全体統括をケイスリーが行う。具体支援では、フリーランスの芸術⽂化関係者を公募し、1⼈20万円の助成を実施。6⽉中を⽬処に100名(第1期、予定)への助成を決定するという。また、基⾦への寄付⾦や応募数に応じて第2期以降も助成を実施することを想定しており、このほか動画配信協⼒等の⾮資⾦的⽀援は、希望者に賛同企業から無償で提供されるという。
今回の設立は、ケイスリーが実施した芸術⽂化関係者の新型コロナウイルス感染症拡⼤による影響に関するアンケート結果(回答数:3,357件)にて、約9割が⾏政や⺠間からの⾦銭的⽀援が不⼗分、8割以上が⾮⾦銭的⽀援も不⼗分と回答し、特にフリーランスのアーティストや技術スタッフなどからの早急な⾦銭的⽀援、活動再開への⽀援を求める声が多かったことを受け決定した。本基⾦の略称「AUF」はドイツ語の前置詞で「上に」、間投詞で「続けて!」「⾏こう!」という意味があり、芸術⽂化の⽣態系を根幹から⽀えるフリーランスの未来を応援していくために命名。短期的な⽀援にとどまらず、基⾦で得られる知⾒を活⽤し、中⻑期的により多くの⽀援者や組織と共に、官⺠連携等の動きにつなげることを⽬指すという。具体的な実施体制や募集スケジュール、賛同メンバー等の詳細はケイスリーサイトにてチェックしてほしい。
【ケイスリー株式会社取締役 落合千華コメント】
弊社は、社会に芸術文化は必要不可欠であると考えており、設立当初よりその社会的な影響に関する調査や支援をしてまいりました。フリーランスは芸術文化の生態系の根幹を担い、始まりの種を作り、活動を支える重要な人たちだと考えています。基金設立を目指す中、多種多様な方面から、賛同してくださる方々と多く出会いました。クラウドファンディングを通じ、より広くご賛同いただける方と出会えたら、フリーランスの人々への大きな応援となると考えています。そしてこの基金をきっかけに、今後のウィズコロナ・アフターコロナと呼ばれる時代に、従来の表現分野、役割を横断的につないでいく存在となることも目指しています。そして、新たな動き、官民連携での取り組みなど、より広くの方への支援となるように動いていきます。