束芋&森下真樹のコラボ作品、映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーの公演映像を2週間限定で配信
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映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより photo by bozzo
花札、銭湯、台所など庶民的なモチーフを駆使したアニメーションで、現代日本が抱える不安や問題を表現する現代美術家・束芋。優雅に動く長い手足、端正な容姿とは裏腹に、誰も思いつかないような企画を考え、ぶっとんだユーモアに富んだダンスを繰り広げるダンサー・振付家の森下真樹。
映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより photo by bozzo
映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより photo by bozzo
そんな二人が、2012年から続けているコラボレーション作品『錆からでた実』。2013年に青山円形劇場、2014年に京都の春秋座、2016年には東京芸術劇場と進化し、大きく成長してきた。そして実は、2020年2月17日よりアメリカツアーを行ってきた。このツアーのオーガナイザーであり、ツアー最終地でもあるニューヨークのジャパン・ソサエティにおける千秋楽の公演映像が、ジャパン・ソサエティーホームページで展開する "JS Encore シリーズ 第3弾"として、5月15日から5月29日までの2週間限定公開されている。
映像と生身のダンスが時に重なり合い、すれ違い、奔放に展開していく不思議な世界を楽しんでみて。(公演映像は下記、配信情報欄からリンク)
映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより photo by bozzo
映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより photo by bozzo
束芋からのメッセージ
「コロナで世界が一変する直前、映像芝居『錆からでた実』をアメリカで公演することができました。私にとって、初めての海外公演は大成功。4都市9公演それぞれに大きな学びがあり、ますます舞台の面白さに溺れていくのを感じました。 3月7日、NYでの最終公演を撮影していただき、できるだけあのときの舞台の空気を伝えられるように編集した映像を作りました。この公演の後、本当に信じられないスピードで世界の状況が変わってしまいました。今後、私たちの鑑賞体験は大きく変わる可能性があります。私がアメリカで最後に体験した大切な感覚を今、多くの人と少しでも共有できればと願っています」
映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより photo by bozzo
映像芝居『錆からでた実』アメリカツアーより
文:いまいこういち
作品情報
■配信ページ:
https://www.japansociety.org/page/programs/performing_arts_program/virtual-performing-arts
または
https://youtu.be/hizTRxyp7J4
■構成・振付:森下真樹
■ダンサー:間宮千晴
■ミュージシャン:粟津裕介、田中啓介
■舞台監督:河内崇
■照明:三浦あさ子
■音響:堤田祐史
■衣装:堂本教子
■プロデューサー:高樹光一郎(HiWood)
■制作 / 映像助手:芋々(IMO studio)