演出家・鈴木裕美がウィリアム・サローヤン『おーい、救けてくれ!』5日間連続オンラインワークショップを開催
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鈴木裕美
2020年6月15日(月)〜19日(金)にかけて、演出家・鈴木裕美が、ZOOMを使用したオンラインワークショップを開催する。これまで7回の無料ワークショップを開催している鈴木だが、今回は、ウィリアム・サローヤンの『おーい、救けてくれ!』をテキストに使用するとのこと。開催にあたり、鈴木からコメントが到着した。
◆鈴木裕美コメント
自粛期間の間、無料のオンラインミニワークショップを7回実施してきました。
その中で皆さまから、もう少し突っ込んだ内容のWSもやって欲しいとの声があり、私もオンラインでのコミュニケーションへの不安がある程度解消されたので、実際にテキストを使ったWSをやることにしました。
そもそもは、「戯曲の読み方を教えて欲しい」 と俳優さんたちからリクエストを受けて始めたWSです。 教えるというのはおこがましいですし、基本、どう読んでも自由だと思っていますので、あくまで“ 鈴木の考える”「戯曲の面白がり方」「戯曲を読み解くコツ、 法則」についてお話し、その後、実際のテキストを非常に細かく読んでいこうと思います。
俳優にとって、戯曲の求めていることが読み解ければ、役をイメージしやすくなるのは当然のことです。また、今、 家で一人でやれることとして「戯曲を読む」ということは、 やはりとても有益だと思います。 その一つのきっかけになればと思っていますが、 俳優さんでなくても、 戯曲に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。 以前開催した時は、映像の監督や、翻訳者の方、 演劇ファンの方など、様々な方がご参加下さいました。また、戯曲について以外でも、演劇に関するご質問には出来る限りお答えしたいと思います。
テキストはウィリアム・サローヤンの『おーい、救けてくれ!』 を使用します。WSが始まるまでに、購入し、 読んでおいていただけたらと思います。
この戯曲を選んだ理由は、短い戯曲なので戯曲に慣れていなくても全編を読み通すのに負担が 少ないこと、恐らく読み手によって様々な解釈が成立するだろうこと、これも恐らくですが、あまり馴染みのない戯曲なので先入観がないだろうこと、などですが、 何より、丁寧に紐解くに足る素晴らしい戯曲だと思うからです。
5日間連続なので、スケジュールの調整が難しい方もいらっしゃると思いますが、実際戯曲を上演する際のように、週1回というようなペースではなく、集中して読んでいきたいと考えています。
以下ご応募に際して、ご注意いただきたいことをお伝えします。
※俳優さんの参加者の方には、声に出して読んでみる際にご協力いただけたらと思っていますが、強制は決してしません。また、「 戯曲の読み方」のワークショップですので、 演技についてのコメントはほぼないと、ご承知おきください。
※内容は、以前、芸能花伝舎で行ったものとほぼ同一になります。
※WSの1日目にお話しする内容は、オンラインミニワークショップでお話ししたことと、近い内容になると思います。
6月15日(月)〜19日(金) 5日間 19:00〜21:00 ZOOMを使用して行います。
ご応募お待ちしています。