片岡仁左衛門、YouTubeチャンネル「歌舞伎ましょう」でステイホーム中の驚異的な鍛錬方法を明かす

本日6月19日（金）、YouTubeチャンネル「歌舞伎ましょう」にて、人間国宝の歌舞伎俳優・片岡仁左衛門が近況報告する動画が配信された。

本チャンネルは、「公益社団法人 日本俳優協会」と「一般社団法人 伝統歌舞伎保存会」が、協同運営する公式サイト。歌舞伎俳優および歌舞伎に携わる職能者が、自身の手で歌舞伎の魅力を伝える目的で開設された。これまで、松本幸四郎、中村壱太郎、中村玉太郎、松本白鸚、そして中村吉右衛門が本チャンネルに登場している。

今回の動画では、仁左衛門の挨拶からはじまり、ステイホーム期間中の過ごし方について語ってくれている。その中で、台詞や声帯を鍛え続けるために、一時間を超える歌舞伎の代表的な演目「勧進帳」の全配役をひとりで発声するという、驚異的な鍛錬方法を明かしている。また、本動画の撮影は、すべて仁左衛門の長男で歌舞伎俳優の片岡孝太が行っていることにも注目したい。

歌舞伎公演が中止となっている今だが、公演再開に向けて、仁左衛門ら役者たちは日々鍛錬を続けている。本チャンネルではその様子を垣間見ることができる動画となっている。