落語をベースにしたミュージカルのシリーズ公演『劇的茶屋』がスタート　7月よりオンラインでロングラン上演

 

永野拓也、高原紳輔、三森千愛、福田響志の四名がオリジナルミュージカルを継続的に創作するチーム「ほとり企画」を結成し、旗揚げとしてミュージカルのシリーズ公演『劇的茶屋』を2020年7月4日（土）よりオンラインで上演することが決定した。

『劇的茶屋』は落語をベースにしたミュージカルのシリーズ公演。ライブストリーミングを通して、7月4日（土）からロングラン上演を予定している。本企画は、ただミュージカルを生配信するだけでなく、実際におうちで茶屋にいる気分を味わうことができるよう、すべてのにお茶と和菓子が付いている。観劇日までにそれらを届けることで、自宅にいながらも、一緒になって飲み食いしつつ観劇できる、という新体験を提供するものだ。

物語の基盤となるのは名作落語の数々。一席目は言わずと知れた『芝浜』。日本の伝統音楽とポップスを追求し、新しい音楽を作ることで定評のある川嶋志乃舞を作曲家として招き入れ、『謳う芝浜』に仕立て上げたという。現在創作中の二席目『謳う死神』は日本人初のオフ・ブロードウェイ作曲家としてNYにて『Poupelle of Chimney Town』を制作中のKo Tanakaが作曲を手掛ける。他にも『お見立て』など、作品数を増やしながら公演を行う。

7月4日（土）から8日（水）の公演には飯野めぐみ、加藤潤一、高橋卓士、宮島朋宏、和田清香が出演。その後の公演の追加キャストは随時公開予定だ。ロングランのため、公演ごとにキャストを変えて上演される。なお、全作品の作詞・脚本・演出は『H12』『ツクリバナシ』などこれまでにも数々のオリジナルミュージカルを生み出してきた永野拓也。永野の他に、音楽監督・歌唱指導の高原紳輔、制作の三森千愛、プロデューサーの福田響志が主催する「ほとり企画」が今作の企画・製作の指揮を取る。