劇団±0(プラスマイナスゼロ)、一人芝居三部作公演『私と私の距離』を無観客配信で実施

劇団±0(プラスマイナスゼロ)が、2020年7月24日(金)～26日(日)に、一人芝居三部作公演『私と私の距離』の無観客配信を実施する。

劇団±0は、2017年の旗揚げ公演『記憶の果て』を皮切りに、年2～3本のペースで新作を発表。社会で浮き彫りになっている事柄を抽象的に表現していく作風で、自分たちが気づかない、無視しているような「黒い部分」「後ろめたい部分」などを押し出し、それらを役者の言葉と身体を駆使して、より“リアルなもの”に近づけていく芝居を特徴としている。今回の無観客配信は、劇団として初の試みとなる。

このたび、脚本・演出を手掛けるたはらひろやから、コメントが到着した。

脚本・演出：たはらひろやコメント

下北沢に対抗しようと今回企てた±0一人芝居三部作。

まだまだ遠く及びませんが、今だからできる我らの、我らが、我らの手で仕上げる芝居の形を是非目撃してもらえればと思います。何か届くものが、きっとあるはずです。

新型コロナウイルスの騒動で僕自身価値観が相当変わりました。

“生きている”ということがこんなにも儚くも脆いものだと改めて現実を突きつけられた感じです。

そんな今回は距離というものに視点を置いております。

距離という言葉を調べると、「具体的な2点を結ぶもの」「抽象的な物事の間に感じる隔たり」「会話中の心理的な隔たり」といった意味を持つと書いてありました。

新たな劇団員と、ゲストであるセカンドライフの刈谷砂織さんとどんな作品が生まれるのか。楽しみでなりません。

久しぶりに演劇を作る楽しみを、今まで温めてきたパワーと共に発散していきたいと思います。

お楽しみに。