9歳のバイオリニスト吉村妃鞠が出演 『はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~』の開催が決定
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2020年8月20日(木)、24日(月)サントリーホール 大ホールにて、第14回『はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~』が開催される。
本公演は、子どもからお年寄りまで幅広く楽しめる本格的なクラシックコンサートを開催したいと、2007年に東京で第1回公演を行った。その後話題を呼び、学生のための”夏休み恒例のコンサートとして人気公演へと成長、今年で14回目を迎える。
本物のクラシック音楽を生の演奏で聞く機会があまりない小中高生に対して、本格的なコンサートホールで触れてもらう機会を提供したいと考え、1,000円という学生料金(18歳未満対象)を設けている。また年代、クラシック通に限らず、誰もが楽しめるコンサートになるように毎年趣向を凝らした選曲で、クラシック音楽への親しみやすさ、コンサートの楽しさを経験してもらい、将来いつでも気軽にコンサートに足を運べるよう、必要なマナーとクラシック音楽の教養を学べる機会となる公演となっている。
三枝成彰を案内役として、今年はソリストに9歳のバイオリニスト吉村妃鞠(よしむらひまり)を迎え、指揮に小林研一郎(こばやしけんいちろう)、管弦楽は東京交響楽団という日本最高峰の演奏でベートーヴェンやチャイコフスキーなど、誰もが耳にしたことのあるクラシックの名曲が演奏される。
吉村妃鞠 (C)Hitoshi Iwakiri
案内役:三枝成彰(さえぐさしげあき)より本公演に向けて
三枝成彰
音楽に親しんでこなかった人が、これから聴きはじめようとするとき、聴きやすいやさしい曲から入るべきか、あるいはいきなり“本物”から入るべきか?それはとても難しい選択です。しかし、私はやはり、初めての人こそ 、わかりやすいものよりは“本物”を最初から聴いていただきたいと思っています。本物は必ず、聴く人に何かしらの感動をもたらしてくれます。その感動を、味わっていただきたいのです。「クラシックは初めて」という人に、まずそういう体験をしていただこうと、 2007年から行っているのがこの「はじめてのクラシック」です。クラシック音楽ってどういう音楽なのか?クラシック音楽はどういうふうにできているのか?それをお話ししたいと思っています。
L.v. ベートーヴェン:「エグモント」序曲
P.I. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品 35より 第 1楽章<ヴァイオリン:吉村妃鞠>
P.de サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品 20<ヴァイオリン 吉村妃鞠>
L.v. ベートーヴェン:交響曲第 5番ハ短調 作品 67「運命」
P.I. チャイコフスキー:スラヴ行進曲 変ロ短調 作品 31 他
※演奏曲目は変更になる場合がございます。予めご了承ください。