オンライン型演劇場・浅草九劇が8月のラインナップを発表 福島カツシゲ、三浦大輔、朴璐美、町田マリーらが登場

2020.7.24
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2020年6月に“オンライン型演劇場” としてリニューアルした浅草九劇。このたび8月のラインナップ4作品が決定した。

浅草九劇では、創ること、表現することの火を消さないために、アーティストやクリエイターが「新しい表現に挑戦できる場」を提供すべく、“劇場使用料無料キャンペーン”の企画募集を実施。今回発表となった4作品は、一部企画を除き、本キャンペーンを通して応募された企画から選出された作品となる。

第1弾の企画となる、舞台『イシノマキにいた時間』は、8月4日(火)より上演。コメディアン・福島カツシゲが、東日本大震災で被災した石巻でボランティアとして活動を続け、同じくボランティア経験者の俳優・石倉良信と、何度も石巻に通っていた俳優・田口智也とともに、当時の被災地での経験をもとに、ボランティアでの苦悩や葛藤、そして喜びなどを描く。

8月8日(土)より上演となる三浦大輔WS試演会は、エンタテインメント研究所・銀座九劇アカデミアにて実施した、演技ワークショップ「『映像』『舞台』両方できる役者になるⅡ」の発表となる。

“配信”という視点を取り入れたワークショップを通して、“三浦作品”がどのように作られていくのかをリアルに体験した受講者が、ワークショップ後の選抜稽古期間を経て、今回、配信での発表に挑む。また、試演会の作品は三浦による新作書下ろしとなる。

三浦大輔

8月15日(土)より上演となる『神楽坂怪奇譚「棲」体感型配信怪奇譚』は、声優界きってのレジェンドである羽佐間道夫と、多ジャンルで活躍する朴璐美が世代を超えたタッグを組み、垣根を超えた才ある人たちを集い、観る者の五感を揺さぶる「生」の空間を提供する、体感型朗読劇・怪奇譚シリーズ。途切れることのない緊張と人間の「リアル」に愕然としながらも、瞬きすることさえ惜しくなる濃密な劇場空間を作り上げ、初の「生配信」で観るものたちの感覚を弄る。

8月29日(土)より上演となる、パショナリーアパショナーリア4回目公演『眠レ、巴里』女優・町田マリー中込佐知子による演劇ユニット・パショナリーアパショナーリア(通称、パショパショ)は、「家庭と演劇の両立」をテーマに、子育てをしながらでも芝居を続けたいという想いと、子育て中の家族にも観劇をして欲しいという想いで「子供も飽きさせない大人の演劇」を舞台上から届ける。

(左から)町田マリー、中込佐知子

浅草九劇ではこの夏、本キャンペーンを通し、また本ラインナップを通し、エンタテインメントの未来に少しでも貢献していく。その他、8月の追加ラインナップ、“劇場使用料無料キャンペーン”の、9月のラインナップは、別途発表されることになっている。

公演情報

『イシノマキにいた時間』
 
作・演出・出演:福島カツシゲ
出演:石倉良信、田口智也
 
公演日時:
8月4日(火)19:00
8月5日(水)14:00
8月5日(水)19:00
場所:浅草九劇
 
ライブ配信:2,000円(税込)
配信先:動画共有サイト・Vimeo(https://vimeo.com/jp
 -現在販売中~開演30分前まで
 
概要:
2011年12月に東京下北沢の劇場での初演以来、全国30ヶ所、2万人以上の人たちが観劇した舞台。この舞台には3人のボランティアしか出てこない。3人が発するセリフは、東日本大震災後に一緒に活動したボランティアたちのリアルな声である。石巻の日常は、温かく、楽しく、そして悲しかった。
 
あらすじ:
東日本大震災後、石巻で活動する小さなボランティア団体「take action」の代表、宮川廣貴(ヒロキ)は震災後すぐに石巻でボランティア活動を始め、今も活動を続けている。実家が工務店の安田幸一郎(ヤス)はゴールデンウィークにやってきてから長期の活動を続けている。フリーターの飯田人志(ヒトシ)はバイトを辞める度に石巻にやってくる。どちらかというと、石巻に来る度にバイトを辞めている。飯田のように、何度も石巻にやってくるボランティアを「カムバック組」と呼んでいた。2011年が終わる頃「いつまで?どんな支援を?誰のために?」被災地に残っているからこそ答えが出ない葛藤が生まれていた。そして今日も悩みながらも、朝からテンションの高い宮川と、ことごとく普通なテンションの安田のボランティアな1日が始まり、また飯田はバイトを辞めて石巻に戻ってきた。
 
 
※すべての公演で、舞台終了後に出演者による『アフターチャットトーク』(15分)を行います。
※劇場での観覧はございません。

公演情報

三浦大輔WS試演会『タイトル未定』
 
公演日時:
8月8日(土)時間未定
8月9日(日)時間未定
8月10日(月・祝)時間未定
場所:浅草九劇
 
配信先:動画共有サイト・Vimeo(https://vimeo.com/jp
購入:※別途、「浅草九劇&銀座九劇アカデミア(@lespros_9geki )」にて発表させていただきます。
 
概要:
『銀座九劇アカデミアで開催しました、三浦大輔さんのワークショップの試演会を上演します。試演会は三浦大輔さんによる新作書き下ろし作品です。ぜひお楽しみに!』(運営スタッフ)
 
※劇場での観覧はございません。
※<キャンペーン対象外>の作品になります。
※その他詳細は近日発表させていただきます。

公演情報

神楽坂怪奇譚『棲』体感型配信怪奇譚
 
原作・脚本:藤沢文翁
演出:玊-TAMA
 
公演日時・出演:
8月15日(土)
13:00公演  <泉鏡花役>畠中祐 × <女役>伊礼彼方
16:30公演  関智一 <一人二役>
20:00公演  <泉鏡花役>榎木淳弥 × <女役>小野賢章
8月16日(日)
13:00公演  <泉鏡花役>佐倉綾音 × <女役>早見沙織
16:30公演  山路和弘<一人二役>
 20:00公演  <泉鏡花役>斉藤壮馬 × <女役>福山潤
8月17日(月)
13:00公演  <泉鏡花役>緒方恵美 × <女役>相葉裕樹
16:30公演  <泉鏡花役>井上和彦 × <女役>安原義人
20:00公演  <泉鏡花役>梶裕貴 × <女役>濱田めぐ゙み
 
<ナビゲーター> 羽佐間道夫、朴璐美
<尺八・能管・笛> 元永拓
 
場所:浅草九劇
 
ライブ配信:3,500円(税込)
配信先:イープラスStreaming+https://eplus.jp/sf/streamingplus
購入:※別途、発表させていただきます。
 
概要:
2020年3月、
世界中が未曾有の事態に見舞われ沈黙し、演劇は死ぬと囁かれた。
濃密な空間は2度と戻らない、と。
 
ーーーあれから数ヶ月。
人々は新たな進化を始めている。演劇界も例外ではない。
新たな時代は始まった。
再び、贅沢で濃密な劇空間を、どのように世に送り出すのか。
 
「体感型生配信」
画面を隔てたその先に、かつての、それ以上の
新しい「生」を作り出すことが出来るのか
才能溢れるキャスト・スタッフと共に「今ここで起こる事」をテーマに我々の挑戦が始まる。
 
あらすじ:
陽も沈みかかった黄昏時の神楽坂
眼病を患い包帯に視界を遮られた男が一人 、
その男の名前は
泉鏡花ーーー。
と、何かが立っている気配がする。
その女は ジッと、
こちらの様子を伺っているーーー
鏡花は震える声でその女に話しかける。
決して話しかけてはならない
「ソレ」にーーーー
 
※劇場での観覧はございません。
※<キャンペーン対象外>の作品になります。
 
 -アカウント名:@lalstory_info

公演情報

パショナリーアパショナーリア4回目公演『眠レ、巴里』
 
作:竹内銃一郎
演出:伊藤留奈(作戦会議)
出演:町田マリー、中込佐知子(パショナリーアパショナーリア)、他
 
公演日時:
8月29日(土)17:00
8月30日(日)14:00、17:00
場所:浅草九劇
 
ライブ配信:2,000円(税込)
配信先:動画共有サイト・Vimeo(https://vimeo.com/jp
購入:※別途、「浅草九劇&銀座九劇アカデミア(@lespros_9geki )」にて発表させていただきます。
 
概要:
やりたい戯曲全部やっちゃおうよ!!第一弾!!女優・中込佐知子presents!!として、『眠レ、巴里』に挑みます。   
 
あらすじ:
密室での姉妹の濃密な会話劇。
姉妹のいる場所は二人が住む部屋なのか、巴里のホテルの一室なのか。
明るいがどこか寂しげな、奇妙にも見える姉妹の会話が繰り広げられていく。
のちに登場する一人の男の話によって姉妹の真実が暴かれていく。
 
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