佐々木李子が「ずっとずっと歌い続けて音楽の灯を消さないように誓います」 思い出の老舗ライブハウスで初の配信ワンマンライブ

7月25日(土)、佐々木李子が東京・秋葉原CLUB GOODMANから、自身初となる配信ワンマンライブ『RicoRium～君と私の居場所～』を開催した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、秋葉原にて20年近く営業を続けてきた老舗ライブハウス・秋葉原CLUB GOODMANが、今年の夏に閉店する事が発表された。今回のライブは、TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』のだいあ役や『邪神ちゃんドロップキック』のぽぽろん役など、声優・歌手として活動している佐々木が、デビュー当時から公演を行ってきた同会場での最後のステージとなった。

オープニングはTVアニメ『デュエル・マスターズ！！』よりEDテーマであり、自身も作詞に携わった楽曲「カーテンコールを揺らして」で、赤いエレキギターをかき鳴らした。続けて、TVアニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』より挿入歌「Good Night」を歌い2曲続けてアニメタイアップ曲を披露。コメントには「綺麗な歌声…美しい」と絶賛の声も。続けて、ロックナンバー「Imperfect」でガラッと雰囲気を変えパワフルに歌い上げた。

佐々木はMCで「皆さん、こんばんは！会いたかった！本当に会いたかった！こうやって皆と会えたことに本当に嬉しく思います」と語り、さらに「秋葉原CLUB GOODMANさんが無くなる事実は消せないけど、精一杯最後までみんなと楽しみたいです！」と意気込んだ。

MC後、TVアニメ『邪神ちゃんドロップキックダッシュ』より佐々木が演じている"ぽぽろん"のキャラクターソング「アイマイグラデーション」を可愛くパフォーマンス。次に「Walkin’Walkin」とTVアニメ『邪神ちゃんドロップキック』より挿入歌「tell you,tell me」を3曲続けて披露した。

次の曲へいく前に、佐々木は「みんな楽しんでいますか？みんなの声が気になるので、ここでコメントを見てみたいと思います」とファンからのコメントを読み上げ、「離れていても、みんなと繋がっていて嬉しい」と声をあげた。

次にスマホゲーム「誰ソ彼ホテル」よりジャズソング「酩酊」をしっとりと感情的に歌い上げた。きっと視聴者のファンも彼女の歌声に酔いしれただろう。続けて佐々木自身の経験をもとに自身を人形に例え作詞された「Empty Doll」を切なく歌い上げ、人気スマホゲーム「紡ロジック」より、佐々木の抜群な歌唱力が際立つ「Knock Out」と「Freedom」を披露した。

佐々木は、秋葉原CLUB GDDOMANの想い出、そして、つたない自分の言葉での感謝の気持ちを、目に涙を浮かべながら語る。「秋葉原CULBGOODMANさんが来月で閉店してしまう事実は、私には変えることが出来ないけど、ずっとずっと歌い続けて音楽の灯を消さないように誓います」そして、「次の曲は秋葉原CLUBGOODMAさんに向けて歌います」とバラード曲「Departure」を披露した。佐々木は途中涙ぐんでしまったものの、最後まで必死に歌い上げ、曲終わりに「この場所が無ければ私は歌い続けられていませんでした。本当にありがとうございます」と涙を流しながら深々と頭を下げた。続けて自身も声優として出演しているアニメ『キラッとプリチ☆ャン』より「フレンドパスワード」をピアノver.で初披露した。

続いて、「みんな盛り上がっていますか？ここから更に盛り上がっていきましょう！」と、アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』より「Play the world」を赤いエレキギター片手に披露。次に、タオルを振りかざし『ワールドプロレスリング』（ANB系）のファイティングミュージックにもなったロック曲「Fly High」を熱く歌唱した。

佐々木は「みなさんに会えない期間、たくさん音楽とライブと向き合ってきました。どんなに離れていても届けていきたいと思ったので、これから、どんどんライブが進化していくと思います、いや、進化させます、私たちが！なので、皆さん一人一人が音楽を楽しむことを忘れないで、音楽に関わる全ての人たちの応援をこれからも宜しくお願いします！」と語り、ラストはミドルテンポの「寄り道」と佐々木の経験をもとに自身で作詞も手掛けた「Finale」を涙ぐみながら歌い上げ、公演は幕を下ろした。