プレイ、パフォーマンス、セットリストのすべてで豪腕ぶりを見せつける!「Ave Mujica LIVE TOUR 2026『Exitus』-FINAL- DAY2」レポート

レポート
アニメ/ゲーム
2026.6.26
 撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

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6月19日、20日、4月より開催されたツアーのファイナル公演となるAve MujicaLIVE TOUR「Exitus」-FINAL-が東京・SGC HALL ARIAKEで開催された。ブシロードのメディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」(バンドリ!)の一角を担う“リアルバンド”であるAve Mujicaは先月4月より福岡、大阪、愛知、東京、台北を回るライブツアー「Exitus」を開催。その集大成とも言える今回のSGC HALL ARIAKE公演は両日ともにフルハウス。3月に開業したばかりのホールは「バンドリ!」ファン、通称バンドリーマーで埋め尽くされた。

(C)BanG Dream! Project

(C)BanG Dream! Project

■2026.06.20「Ave Mujica LIVE TOUR 2026『Exitus』-FINAL- DAY2」@東京・SGC HALL ARIAKE

その2日目、20日のライブのオープニングナンバーは「Ether」。ストリングス、ピアノ、ドラムからなるどこか優しげなSEからこの曲のイントロへとリレーした刹那、客席からは熱烈な歓声が巻き起こる。そしてドロリス(Gt.&Vo. / CV:佐々木李子)の〈一葉の〉の声と、バックビートを効かせたアモーリス(Dr. / CV:米澤茜)のドラムが鳴り響くと同時にステージ最前の紗幕が文字どおり切って落とされ、レッドの差し色が鮮烈なブラックドレスという新衣装姿のドロリスとアモーリス、そしてモーティス(Gt. / CV:渡瀬結月)、ティモリス(Ba. / CV:岡田夢以)、オブリビオニス(Key. / CV:高尾奏音)がお目見えするや、会場のボルテージは一気にピークに。

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

凶暴かつテクニカルなビートと流麗なメロディというアンビバレントながらも極上のコンビネーションで大歓声を集めたバンドは、「バラエティ豊か」としか表しようのない楽曲群を畳みかける。ドライブ感あふれる楽器隊に乗せて新時代への変革に臨む者を祝福する「DIVINE」でバンドリーマーを沸かせた矢先には、オブリビオニスのエレガントなピアノと、ドロリス、モーティス、ティモリス、アモーリスのラウドなアンサンブルが行き交うバラード「Georgette Me, Georgette You」をプレイ。さらにパンキッシュな高速ビートに乗せて、かつて覆面バンドだった、そのアティチュードを高らかに歌う「Mas?uerade Rhapsody Re?uest」を続けて、ライブ開始早々、自身のディスコグラフィの分厚さとそれを自在に乗りこなすテクニックを存分に見せつけた。

モーティスとティモリスがそれぞれステージ上手、下手いっぱいに展開してバンドリーマーを煽るや、地鳴りのような歓声が巻き起こった「Mas?uerade Rhapsody Re?uest」ののちにも彼女たちは大胆不敵なセットリストを構成する。

夢と現のあわいのような世界を歌うドロリスの繊細なハイトーンボーカルとセリフ、ミュージカルナンバーのような楽器隊のコーラスワークで魅せる「碧い瞳の中に」でシアトリカルな空気を立ち上らせれば、「八芒星ダンス」ではそのムードをさらに拡張。しなを作ったオブリビオニスが客席にアンニュイな笑みを投げかけ、やんやの盛り上がりを巻き起こし、本来のポジションを離れたモーティスとティモリスがアモーリスと視線を交わしながら複雑なユニゾンを奏でる中、ギターを降ろしたドロリスが幻想的なリリックをドラマチックに歌い上げる。5人はまさにこの曲のモチーフとなっているのであろう、古き良き欧州のサーカスのような空間を作り上げていた。

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

また正調ハードロックナンバー「黒のバースデイ」に大きな喝采が贈られると、おもむろにポニーテールを解いたアモーリスがドラムソロを披露。立ち上がりながらバスドラを踏んでクラップを要求した彼女が、ハイハットとフロアタムを駆使したユニークでファンキーなビートを繰り出すと、客席が沸き返る中、そのリズムにバンドが合流し、そのまま「Crucifix X」へと雪崩れ込む。するとドラムソロのときとは一転。ピーキーながらも均衡の保たれたハーモニーと、突如ダブルタイムにテンポアップする変則的なアレンジに歓声とともに感嘆の声が上がっていた。

さらにクワイヤを下敷きにした重厚なコーラスワークと、モーティスとリズム隊の切れ味鋭い16ビートのマッチングが面白い「Choir ‘S' Choir」、ヘヴィメタルスウィング「Symbol II : Air」とダンスナンバーを2連発したかと思えば、今度はオブリビオニスがソロを披露。ラブリーなイントロダクションから徐々にシリアスな色合いを濃くしていく、そのメロディメイクのセンスを見せると、ドロリスはそのオブリビオニスのピアノ1本を背に愛や夢、生命の始まりについて紡ぐバラード「Symbol III : ▽」をジェントルな歌声で届けて万雷の拍手を集めていた。

そしてライブ終盤、Ave Mujicaは「Exitus」ツアーの「-FINAL-」を彩るにふさわしい大ネタをつるべ打ち。いずれ劣らぬライブアンセムの数々を惜しげなく披露して、SGC HALL ARIAKEを熱狂の渦に包み込んだ。

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

変化し続けるリズムパターンとブライトなメロディが印象的な「天球(そら)のMúsica」でバンドリーマーとともに〈ゆこう世界へと 美しい時代よ 人は忘れてく いつかは消えてく〉とシンガロングしたバンドは、勢いそのままに、ティモリスのノイジーでファンキーなベースライン、モーティスのシャープなカッティング、アモーリスのバウンシーなドラミングですべてのバンドリーマーを踊らせる「顔」、性急にシンコペーションし続ける楽器隊と〈嘲笑って〉〈こんなわたしを辱めて〉とまくし立てるドロリスが客席を暗然たる世界へと誘う「Sophie」と、キャラクターの違う2つのアッパーチューンを連投。そしてドロリスの高速ギターソロ&リード、アモーリスによる強烈なブラストビート、それにビビッドに呼応するモーティス&ティモリスのバッキング、オブリビオニスの軽やかなピアノが絡み合うスピードメタルナンバー「‘S/’ The Way」と、ヘヴィメタルマナーに則ったサウンドとポップなメロディラインが光る「KiLLKiSS」を叩き込み、この日一番の盛り上がりを演出すると、文字どおり間髪入れずに「Symbol I : △」をドロップ。メロディとリリックはどこまでも耽美的で妖しく、サウンドはどこまでも速くて重たい、まさにバンドのコンセプトを象徴するこのゴシックメタルナンバーで2日間の「-FINAL-」公演の幕を下ろした。

……のだが、その直後、いつもとは違う展開にAve Mujicaのライブに通い慣れたバンドリーマーたちのどよめきが巻き起こる。

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

Ave Mujicaのライブでは全演目が終わると、暗転の中、ドロリス、モーティス、ティモリス、アモーリスが退場。ひとりステージに残ったオブリビオニスがスポットライトを浴びながら、カーテシーやクラシックバレエのレヴェランスよろしく恭しくお辞儀をして公演を締めくくるのが恒例になっている。しかし、この日はバンドが長い長いかき回しとともに「Symbol I : △」をブレイクするとステージが明転。歓声と驚きの声が入り交じる中、その中央に並んだ5人は手に手を取って客席へと深々と礼をして、舞台袖へと歩を進めていた。

現在「Exitus」ツアーは最終盤。8月の台湾での2公演を残すのみとなっており、すでに4都市のZeppを回る国内公演は終了している。今回の「-FINAL-」は、そのZeppツアーで獲得した「Exitus」、ラテン語で言うところの「結果」を、我々オーディエンスが目撃する公演と位置付けることもできるだろう。

そして我々が目にしたものはレポートのとおり。Ave Mujicaという名の圧倒的なテクニックとエンタテインメント性と熱量とチャームを携えた超強力なライブバンドによる、ただただエキサイティングなパフォーマンスを見せつけられた。

ちなみに「Exitus」には「結果」のほかに「出口」という意味もあるという。「-FINAL-」公演を観る限り、「Exitus」ツアーの「出口」の先に待っているのは、Ave Mujicaのさらに輝かしい未来であることはまず間違いないだろう。そんな未来に彼女たちはどんな音を奏で、またどんな景色を描き出すのか。その一挙一動からは当分目が離せなそうだ。

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

撮影:福岡諒祠(GEKKO) (C)BanG Dream! Project

なお、Ave Mujicaはこの日の終演後、2026年10月24日、25日に東京・京王アリーナTOKYOで7th LIVE『Virtus』を開催することを発表。現在「-FINAL-」の2日前となる6月17日にリリースされたベスト盤『Ave Música』の購入者を対象にの先行申し込みを受け付けている。またバンドのYouTube公式チャンネルではベスト盤収録の新曲「The Whole Blue World」のMVが公開中だ。

取材・文:成松 哲 撮影:福岡諒祠(GEKKO)
 

セットリスト

■2026.06.20「Ave Mujica LIVE TOUR 2026『Exitus』-FINAL- DAY2」@東京・SGC HALL ARIAKE

【配信
・2DAYS通し視聴
価格:9,900円(税込)
販売期間:~6月26日(金) 22:00まで
配信期間:各公演視聴の配信期間と同日•同時刻となります。
・各公演視聴
価格:5,500円(税込)
<DAY1>
販売期間:~6月26日(金) 22:00まで
配信期間:~6月26日(金) 23:59まで
<DAY2>
販売期間:~6月27日(土) 22:00まで
配信期間:~6月27日(土) 23:59まで

01.Ether
02.DIVINE
03.Georgette Me, Georgette You
04.Mas?uerade Rhapsody Re?uest
05.碧い瞳の中に
06.八芒星ダンス
07.黒のバースデイ
08.Crucifix X
09.Choir ‘S' Choir
10.Symbol II : Air
11.Symbol Ⅲ : ▽
12.天球(そら)のMúsica
13.顔
14.Sophie
15.‘S/' The Way
16.KiLLKiSS
17.Symbol I : △

 
■セトリプレイリスト公開中
音楽配信サービスにてAve Mujica LIVE TOUR 2026「Exitus」-FINAL-のライブセットリストをプレイリストにて配信中。
https://bmu.lnk.to/avemujica_livetour_finalpr

ライブ情報

Ave Mujica 7th LIVE『Virtus』


2026年
10/24(土)東京・京王アリーナ TOKYO
10/25(日)東京・京王アリーナ TOKYO
最速先行>
◆受付期間:~2026年7月20日(月・祝) 23:59
※Ave Mujica Best Album「Ave Música」初回生産分に封入の申込券でご応募いただけます。
詳細:https://bang-dream.com/events/avemujica_7th/

 
BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト:https://bang-dream.com/
BanG Dream!(バンドリ!)公式X:https://x.com/bang_dream_info
BanG Dream!(バンドリ!)公式Instagram:https://www.instagram.com/bang_dream_official_/?hl=ja
BanG Dream!(バンドリ!)公式TikTok:https://www.tiktok.com/@bangdream_music
YouTube「バンドリちゃんねる☆」:https://www.youtube.com/@bang_dream_official

Ave Mujica公式X:https://x.com/BDP_AveMujica
Ave Mujica公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@bang_dream_AveMujica
Ave Mujica Biography:https://bio.to/AveMujica

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