SPAC俳優が電話で名作の朗読を届ける『でんわde名作劇場』9月以降も継続開催が決定
2020.9.7
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SPAC『でんわde名作劇場』
2020年4月中旬より開始されたSPAC(静岡県舞台芸術センター)による『でんわde名作劇場』が、9月以降も引き続き実施されることが決定した。
本企画は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、オンラインにて開催された『くものうえ⇅せかい演劇祭』のいちプログラムとして実施され、大きな反響を得て6月に再スタートした。6月~8月にかけての利用件数は300件以上。静岡県内だけでなく東京・愛知・岐阜・奈良など全国各地からも利用者があり、「演劇が見られない今、この企画に救われている」、「1対1の“ライブ”という緊張感が味わえた」といった感想があがっているという。朗読作品は2か月ごとに変更され、9月・10月は、『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 作)と『坊っちゃん』(夏目漱石 作)、そして、俳優たちがそれぞれセレクトした作品を届ける。
10月から半年ぶりに劇場での公演を再開するSPAC。今回の企画継続の背景として、「劇場に足を運ぶのはまだ気が引けるという方、諸々の事情で来られない方は大勢いらっしゃいます。こうした方々へ向けた“お客様が今いる場所を劇場にする”本企画は、劇場が担うべき活動の一つであると考え、今後も続けてゆく予定です」としている。
なお、SPACでは、6月~8月にかけて実施された『SPACの劇配!~アートがウチにやってくる~』では、本企画をはじめ『SPAC出張ラヂヲ局』など4つの企画を開催している。コロナ禍におけるこれらの取り組みをまとめた冊子「SPAC REPORT 2020.8 静岡県舞台芸術センター活動報告」が8月に発行され、公式サイトにて見ることができる。
イベント情報
『でんわde名作劇場』
■ご利用料金 一般:1,000円 ★初回無料
■9月・10月の朗読作品(作品は2か月ごとに変更)
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治 作/『坊っちゃん』 夏目漱石 作/俳優がそれぞれセレクトした作品
■お申込み:SPAC センター TEL.054-202-3399(10:00~18:00/休業日を除く)
■9月・10月の朗読作品(作品は2か月ごとに変更)
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治 作/『坊っちゃん』 夏目漱石 作/俳優がそれぞれセレクトした作品
■お申込み:SPAC
■『でんわde名作劇場』詳細:https://spac.or.jp/au2020-sp2021/tele_theater_202009
■SPACサイト:https://spac.or.jp/