『市川海老蔵 古典への誘い』 熊本・八千代座にて初日が開幕

2020.9.11
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『市川海老蔵 古典への誘い』

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2020年9月11日(金)熊本県の八千代座にて、市川海老蔵主演の巡業『市川海老蔵 古典への誘い』が初日を迎えた。2020年5月襲名公演も延期になり、5月博多座公演から7カ月間舞台に立てない期間を経て、初めて巡業公演の幕が開いた。

感染予防対策のため、入り口では検温、消毒を徹底し、隣同士の間隔を開け半分の客席ではあるが満席。久しぶりに海老蔵を観ることができるとあって、観客からも熱気が感じられ、口上では海老蔵の温かい言葉に涙する人が多く見受けられたという。『男伊達花廓』の最後には、何度もカーテンコールが行われ、名残惜しそうに海老蔵は劇場を後にした。

本公演は海老蔵のほかに、市川九團次、大谷廣松が出演。岡山、広島と続き、東京、大宮、大阪等、全国12ヶ所27公演にて、引き続き公演が行われる。

市川海老蔵

市川九團次

大谷廣松

公演情報

『市川海老蔵 古典への誘(いざな)い』
 
【公演期間】9月11日(金)~10月29日(木)
 
【演目】
一、 『寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)』長唄囃子連中
三番叟…市川海老蔵 / 翁…市川九團次  千歳…大谷廣松
二、 成田屋一門による『御目見得口上』
三、 『男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)』長唄囃子連中
五郎蔵…市川海老蔵  禿…大谷廣松  新貝荒蔵…市川九團次
 
【演目解説】
『寿式三番叟』
能楽の『翁』という神聖な曲を基に作られた歌舞伎舞踊「三番叟物」の一つです。 かつては、 正月興行や顔見世、 劇場の新開場など祝儀の場で上演された儀式舞踊で、 通常、 舞台を清める意味を込めて冒頭に上演されます。 前半は翁と千歳による天下泰平・国土安穏を願う荘重な舞、 後半は五穀豊穣を祈る三番叟の踊りが見どころです。
 
『男伊達花廓』
御所五郎蔵は江戸一番の男伊達。 侠気溢れる粋な男振りの五郎蔵が向かうのは、 大勢の客で賑わう吉原仲之町。 五郎蔵がこの廓へやって来たのは、 恋人の傾城から文が届いたゆえ。 その傾城との馴れ初めをはじめ、 折々に交わす逢瀬の様子を語る五郎蔵。 そこへ五郎蔵に遺恨を抱く男伊達たちが現れ、 恨みを晴らそうと打ちかかります。 しかし、 五郎蔵はこれを難なく退け、 恋人の許へと向かうのでした。
 
※全席指定・税込  ※開場は開演の45分前です。
※発売日は各地で異なります。 詳細はお問い合わせ先にてご確認下さい。
1枚につき、 公演プログラムが付きます。 当日会場でお渡しいたします。
※八千代座公演のみ『寿式三番叟』の配役が市川九團次から片岡市蔵に変更になります。
 
【公式ホームページ】 http://www.zen-a.co.jp/koten2020/
【総合問合せ】Zen-A(ゼンエイ) TEL03-3538-2300[平日11:00~19:00]
 
【制作】株式会社3Top 【制作協力】全栄企画株式会社/株式会社ちあふる
【協力】松竹株式会社